食とものづくりの地域資源を活かした魅力ある商品・サービス・体験メニューを、誰もが訪れる道の駅を核にして、県外からの来訪者に提供する。「体験滞在型観光」で交流人口の増大を図り、地域の活性化を目指す。
ポスターでPR「食のスタンプラリー」
“食とものづくり”を活かした地域の活性化
富山県西部地域は世界遺産の五箇山合掌造りや、海越しに3000m級の立山連峰が望める""自然景観""と、国宝瑞龍寺・井波瑞泉寺などの寺社仏閣や高岡大仏・山町筋・金屋町などに代表される""歴史文化""がある。
また、高岡銅器・庄川木工・井波彫刻・五箇山和紙などの""ものづくり""、氷見の寒ブリ・新湊のカニ・福光の米菓・五箇山の豆腐などの""食文化""もある。これらの素材を集客のコアとなる地域資源として捉え、""食とものづくり""の地域資源を活かした魅力ある商品・サービス・体験を、道の駅を核として、県外からの来訪者に提供することで「体験滞在型観光」による交流人口の増大を図るとともに、「食のブランド化」を促進して地域の活性化を目指すことを目的とした。
さらに観光庁の「越中・飛騨観光圏整備事業」とリンクさせ、""ものづくり""""食""""景観""""歴史文化""""祭りイベント""をキーワードに、回遊性のある集客事業として「親子ものづくり体験ツアー」や「大人の食と体験ツアー」などを実施し、より効果的・積極的な誘客活動を展開した。
食のブランド化と体験滞在型観光の活用
(1)食のブランド化
道の駅で地元食材にこだわった「おもてなし料理・スイーツ・土産品」の改良・見直しを行い、スタンプラリーの対象商品に登録。厨房設備に差があるため利用者の希望に沿えなかった部分があるものの、安定供給のためJAや事業者との連携を図った。
(2)体験滞在型観光
観光庁との連携により、モニターツアーや着地型旅行商品の開発等に本事業を加え、体験受入企業・施設とのネットワークを構築し、共同イベントの開催や情報交換などを実施した。
食からコミュニティビジネス、地域交流へ
おもてなし料理やB級グルメなどの食のブランド化を地域全体で取り組み、全国発信していくことも視野に入れている。
そのためには地元JAや企業との協力が必要となることからコミュニティビジネスへの展開や、「越中・飛騨観光圏整備事業」における回遊性のある着地型観光商品に取り入れることも検討したい。
また、能登・富山・岐阜の道の駅での交流が進むことで、商工会議所・商工会を中心とした、道の駅での共同事業やイベントの開催が可能となる。
活用した地域資源
県内の道の駅14ヵ所において地元特産品にこだわった"料理""スイーツ""土産品"、県西部地域6市にある産業観光受入企業・施設
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高岡商工会議所
〒933-8567富山県高岡市丸の内1-40
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