地域総ぐるみの農商工連携で、地域資源活用の新名品・名産の創出、地域力結集をアピールする食の祭典企画を策定し、市外・県外にアピール。第1~3次産業連携で相乗効果・波及効果を狙い、消費・売上拡大で地域活性化を図る。
加賀地方の伝統料理「報恩講料理」
新商品の開発を通じて、地域力を結集
豊かな自然と農産物等を有する小松市。一方で、市内外へアピ-ルする商品・土産品が少ない現状を打開すべく、地域資源と地域力を結集。異業種連携による新名物・名品の開発を通じ、交流人口拡大と地場産品の利活用・販売拡大・生産増加を図れる事業の企画策定に向けての調査研究を行った。
農林水産業や組合、飲食・食品加工・菓子業等の連携・協力体制を構築し、地元特産品の開発・需要拡大と品質向上を図り、地元産品の地域ブランド化を推進することで、第1次産業と2次・3次産業との連携促進・活性化を目指す。
(1)地場産品を使った銘菓・名産等特産品開発の推進。
(2)小松の魅力をアピールして交流人口と特産品等の販売・需要を拡大、農水産物を使った食のイベントの開催企画策定。
(3)食分野では農水産物だけでなく、伝統工芸の九谷焼と料理・飲食店等とのコラボを実施。料理が美味しく見える、飲食店での使い勝手の良い、イマジネ-ションをかき立てる食器の開発と、全国へ向けてのPR・販路開拓に取り組む。
地元農水産物と伝統工芸との融合を目指す
関係業界・団体が多岐に渡ると、方向性が絞り込めなくなるため、まず現状の把握に時間を要した。専門家委員・アドバイザ-からも、対象事業を絞り込み、核となる事業から検討を始め、次年度にどうつなげるのか、筋道を掴むことが大切との指導を受けた。
今年度は、地域資源活用と異業種交流による成果物を活用。小松の食と器と地域の歴史・文化等を絡めて小松をアピ-ルするイベント、他地域から人を呼び込む仕掛けとしてのイベント企画のテ-マ、活用する地域資源と異業種連携の可能性、連携方法・方向性を絞っての調査並びに企画策定等の検討・協議に取り組んだ。
「食イベント」実施に向け、鋭意邁進中
本年度策定の「食イベント」企画(案)をベースに、下記3つの大枠で進めてゆく予定。
①次年度参画の飲食店募集と第1回食イベントの開催。
②地場農産物等活用による事業者を募集。展示会等出展へ向けの試作品開発。
③飲食業と九谷焼とのコラボによる、伝統工芸美術品ではなく普段使いができる新しい九谷焼の創生へ向けての試作品開発。
活用した地域資源
地元の農産物・特産品、九谷焼、飲食店、菓子店等
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小松商工会議所
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