宿泊業、運輸業、旅行業など様々な地域力を連携させ、松本広域圏の地域資源とEVを最大限活かした滞在型山岳観光のあり方を見据え、新たな観光ビジネスモデルを開発するための調査研究事業を行う。
地域資源とEVを活かした新たな観光ビジネスモデルを開発
EVを利活用した観光ビジネスモデルの開発
長野県のほぼ中央に位置する松本市には、日本の屋根といわれる北アルプスがあり、西には上高地、乗鞍高原、東には美ヶ原高原といった日本でも有数の観光資源(地域資源)を有している。観光における課題としては、物見遊山型から体験・滞在型の本物志向といった観光ニーズの変化への対応や、顧客満足度の向上、環境配慮型観光などソフト面での充実が求められている。
松本市では環境保全と観光振興の両面からEV(電気自動車)への関心が高まっており、EVを活用した取り組みでは事業者と行政が急速充電器の設置を行い、EVを実際に購入してビジネスを模索するなど新しい動きが見られる。そこで、このような課題やビジネスチャンスに対応するため、全国トップクラスの長い日照時間と、本州のほぼ中央に位置していることによる恵まれた立地環境、観光資源の豊富さなどを利用して、EVを利活用した観光ビジネスモデルの開発を目指した、調査研究を実施する。本事業を通じて、新しい顧客を創造して観光客を増やし、地域観光関連小規模事業者を中心に活性化を図る。
試乗調査・WEB調査など各種調査の実施
松本広域圏の地域資源と松本市が持つ観光のキラーコンテンツである「自然・環境」を活かした観光振興を進めるために、新たなツールとしてEV(電気自動車)を利活用し、山岳観光の在り方を探った。従来型観光との比較や、利用者・観光関連業者・周辺事業者の各目線から、試乗調査、WEB調査、事業者調査、環境負荷に関する調査、情報通信技術の活用調査を行った。
調査結果の集約により、今後のEVを利活用した地域づくりの可能性と新たな観光ビジネスモデルの創出、全国展開に向けた仕組みづくりを進める。
環境施策と観光施策のマッチングを進める
調査結果の集約により、今後のEVを利活用した地域づくりの可能性と新たな観光ビジネスモデルの創出、全国展開に向けた仕組みづくりを進めていきたい。そして松本市の恵まれた自然と歴史、風土を活かし、環境施策と観光施策のマッチングを進めながら新たな観光誘客のコンテンツとして電気自動車を利用した内陸型のエリア観光を打ち出していく。
活用した地域資源
松本市の観光資源と上高地・乗鞍高原・美ヶ原高原に代表される豊かな自然環境、市内また山岳観光地域に設備されている電気自動車の充電環境
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松本商工会議所
〒390-8503長野県松本市中央1-23-1
松本商工会議所のオススメ
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乗鞍公園
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上高地
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美ヶ原高原