甲州街道の終着点であり、中山道唯一の温泉宿場町下諏訪宿で、神宿る温泉と街道を活かした観光客目線の着地型観光プログラム開発を目指し、滞在エリアの範囲拡大と観光消費額の増加を目指すための調査を行う。
観光客目線の着地型観光プログラム開発を目指す
温泉と街道を活かした観光プログラム
江戸時代には中山道と甲州街道が交わる交通の要所として、また峠に挟まれた中山道随一の温泉宿場町として湯治客などが訪れ、大変賑わっていた下諏訪町。戦国時代の名将・武田信玄の隠し湯であり、「神様が宿る」といわれる温泉旅館を有しながらも、現在ではニーズなどの変化から観光客が減少するとともに、下諏訪温泉の認知度も下がり、通過型観光地化してきている。
そこで、下諏訪への来訪機会創出と、滞在時間の延長と観光客・宿泊客の増加など観光振興や地域活性化を最終目的として、江戸時代や街道に関連した体験ができる観光コンテンツ・プログラムを開発し、事業者が主体となってできる仕組みや体制を構築することで、継続的な事業実施を目指す。
提案を重ねて具体的なアイデアへと
地域事業者や各種組合などに直接、実施したいことやアイデアなどを聞き取り調査。さらに個別ヒアリングでの提案や回数を重ねることにより、少しずつ具体的なアイデアへと繋がることとなった。当初は「○○○をやって欲しい」などの希望が多かったものが、最後の方では「こんな事をやってみたい」などの意見も聞くことができ、意識の変化についても感じることができた。今後はアイデアや意見をどのように実現させることができるかを検討しながら、事業者と連携・協力して実施していきたい。
商工会議所主導だけでは継続性が保証できないため、どのように実施主体を民主導で組織して収益を確保し、事業を継続していくかを考えることが最大の課題である。さらに、事業実施初期時点での補助事業の活用や人材の確保、プロジェクトリーダーの確保または育成が重要になる。
活用した地域資源
中山道、甲州街道、中山道と甲州街道の合流地点、中山道下諏訪宿、下諏訪温泉
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下諏訪商工会議所
〒393-0087長野県諏訪郡下諏訪町4611
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