このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

中山道ブランドを活用し、旅の情緒を引きたたせる商品開発等を行う。協議会メンバーが連携してツアーを発売し、募集・受入体制等の仕組みを構築。田舎暮ら し体験施設のイベントを通じ、全域での「いやしろ地」組織づくりに着手し、活動のアドバイスを行い、事業の自立化を目指す。

各種ツアーパンフレット 各種ツアーパンフレット

中山道を歩きながら、ふれあいを楽しめるツアーを開発 中山道を歩きながら、ふれあいを楽しめるツアーを開発

概要・活動内容

ツアー形態の変化を活用したツアーを開発

佐久市は全国的に有名な史跡・名所等が少なく、知名度も低い状況にある。一方で、新幹線佐久平駅の開業や上信越自動車道佐久ICの開通により、東京から最短で約70分の時間距離と、移動時間が少なく、現地でゆっくりと過ごすことができる。最近は各地のツアーの楽しみ方に変化が見られ始め、従来の物見遊山型の大型バスで史跡・名所を巡るものから、少数グループで地域ならではの体験や触れあいを目的としたツアーが人気を呼んでいるため、豊かな自然と小さいながらも“きらり”と光る地域資源が多くある佐久市においても、多様化するニーズに充分応えられる素養を持っている。
そこで、交流人口増加(観光・定住)を目的とし、中山道ブランドを活かした観光商品開発を実施。例えば、古道の趣を残す中山道をウォーキングやポールウォーキングで歩きながら、地域の人とふれ合いを楽しめるツアーなど、長野県の中でも健康長寿で自然環境豊かなまちの特色を活かし、市民や観光客、移住者がふれ合い交流することで、産業やまちづくりに新たな活力を創造していく。

佐久を体験出来る古民家の「田舎家内山」 佐久を体験出来る古民家の「田舎家内山」
工夫した点・アピールポイント

中山道を利活用した新しいツアーの開発

佐久市を知ってもらうため、日本三大古道の一つであり、街道ウォーキングでも注目されている「中山道」をツアーの中心に組み込んだ。ツアーの開発では、各コースを綿密に踏査し、ボランティアガイドの発掘、地元住民だけが知るこだわりの店や農家などの地域資源の発掘等、地域住民が中心となり観光客が満足できるような「おもてなし」を心がけた。
その結果、来年度全国に向けて発売されるツアーが完成した。また、田舎暮らし体験事業では、モデル地域で観光客を受け入れる仕組みづくりのため、農作業など各種体験や住民との交流、ウォーキングイベントを通じて、田舎の魅力を情報発信した。これらの活動で、2組の家族が市への移住を決めた。

中山道ウォーキング 中山道ウォーキング
今後の展開・未来像

行政、市民などの積極的な参画が不可欠

これら取り組みは市全体のまちづくりにもかかわり、本格的に推進するためには行政や企業、市民の積極的な参画が不可欠である。また、中心的かつ恒常的に推進する組織も必要となるため、市と協議して組織や仕組みづくりを検討している。
その中で、これまでの事業成果を活かし、可能な範囲で継続して取り組んでいる。現在は、来年度のツアー発売に向け、コース間を結ぶ移動手段のツールや準備を進めている。

ウォーキングコースの整備 ウォーキングコースの整備

活用した地域資源

中山道(小田井宿・岩村田宿・塩名田宿・八幡宿・望月宿・茂田井間の宿)、ウォーキング用ポール、無農薬農家や無農薬野菜等を使用したこだわりの飲食店、酒蔵や寺院や神社仏閣等、地域の人材(陶芸家、ガラス彫刻家などの芸術家や市民のボランティアガイド、事業協力者)

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

佐久商工会議所

〒385-0051長野県佐久市中込2976-4

佐久商工会議所のオススメ

  • 中山道の宿場

    中山道の宿場

    日本三大古道の「中山道」(小田井宿・岩村田宿・塩名田宿・八幡宿・望月宿・茂田井間の宿)当時の趣を色濃く残す宿場もあり、当時に想いを馳せながら、各宿場を歩くことで健康増進にも繋がります。

  • 市内11蔵の醸造元や日本三大ケーキの町、佐久鯉などの地場産品

    市内11蔵の醸造元や日本三大ケーキの町、佐久鯉などの地場産品

    全国新酒鑑評会で金賞受賞酒を多数輩出、蔵ごとに特色のあるおいしいお酒が楽しめる他、新鮮な果物が採れる地域で作られるケーキは評判で、日本三大ケーキの町と呼ばれています。また佐久鯉は天下の銘産で、「地域団体商標登録」を受けています。

  • 健康長寿地蔵尊「ぴんころ地蔵」

    健康長寿地蔵尊「ぴんころ地蔵」

    お地蔵さんの名前は、“健康で長生きし(ぴんぴん)寝込まず楽に大往生する(ころ)”をヒントに命名されました。なんとも微笑ましい姿で、今では健康・長寿のシンボルとして、全国から毎日観光客が訪れ、新たな観光名所となっています。