「江戸優りの町・佐原」の暮らしぶりブランド化
「江戸優り」を背景にする暮らしぶりを地域資源として活用
地域で推し進める暮らしぶりのブランド化
古くからの建物が今も残り、風情ある「小江戸」と呼ばれる町・佐原。この「江戸優(まさ)り」として伝統的町並み・商家に受け継がれてきた“暮らしぶり”を資源として活用することと、市民力を結集する過程(理解と協力)を通じて、佐原固有の文化・芸術等へとつながる地域商品づくりを創出することで佐原のブランド力を高めることを目指すものである。
具体的には、「佐原の町並み空間を活用した暮らしぶりブランド化事業」「佐原を有名にして行ってみたいと思わせる情報発信事業」「佐原集客・賑わい創出・回遊の促進事業」に取り組み、この3つの事業を通じて、今後の集客による市民主役で持続可能な取り組みの規範となる「集客・観光・交流アクションプラン~江戸優り佐原・暮らしぶりブランド化プラン」の方向性(骨格)を明らかにするものである。また、新たな特産品開発として、地域資源であるイチジクに着目。同じく市の特産品である白みりん、減農薬、EM(有用微生物群)有機肥料で育てた玄米粉を使用した有機玄米粉などを組み合わせて、新商品の開発を行った。
住む人にも、訪れる人にも良い町づくり
東日本大震災で甚大な被害を受け、観光客が激減した中で、利根川の舟運で栄えた佐原の伝統的建造物郡保存地区の町並みや、商家に受け継がれてきた暮らしぶりを地域資源として活用し、佐原のブランド力を高めることを目指した。そして、水辺からの景色を楽しむ舟めぐりや着物姿での町歩き、パワースポット体験などのモニターツアーを実施し、佐原の魅力を発信した。
また、イチジクを活用して試作したシフォンケーキ、コンポートなどのスイーツを、ツアー参加者に町屋空間で試食してもらったところ大好評であり、新しい特産品として展開していく目処がついた。
新商品のPRでリピーターを増やす
新たな来訪者の獲得とリピーターの増加を目指し、佐原のブランド力を高めるため、実施したツアー等を継続していく。また、WEBサイトを活用し、新たに開発した商品(イチジクスイーツ等)のPRを実施し、観光入込数の増加を目指す。
活用した地域資源
商家に受け継がれてきた暮らしぶり(ブランド)、文化・芸術の総称としての「江戸優り」、豊かで安心安全な食材と醸造文化に代表される加工技術、町並み空間・商都に伝わるもてなし環境、特産品のイチジク
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佐原商工会議所
〒287-0003千葉県香取市佐原イ525-1
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