海抜0mから富士山頂を目指す唯一無二の新たな登山ルート開発に向けたモニター登山を実施する。調査研究事業によって、掘り起こされた地域資源を活用した観光商品化と、それらの首都圏展示会でのPRなどを行う。
新たな登山ルートをPRするイメージポスター
新たな登山道の開発と観光誘客
静岡県の東部に位置する富士市は、海抜0mから富士山九合目付近までを有しており、一つの行政区域だけを通って富士山に登ることができるのは富士市だけである。かつては、地域から直接、富士山山頂を目指していたが、現在は登山道が整備されていない状況にある。
そこで、海岸部からの新たな登山道を開発することにより、富士市にしか出来ない唯一無二の登山価値を創造し、あわせて周辺地域の特産品であるお茶やブルーベリーなどの農産品や富士ひのきの森、富士山の撮影スポットなどの観光資源を利活用することで、観光誘客を図り、地域全体の活性化を目指した。
体験プログラムや特産品による付加価値創出
新たな登山道開発には、関係省庁や地元自治体の理解と協力が不可欠であるため、協力要請を継続し、地域での機運の盛り上がりを推進する。
一方、着地型観光商品であるお茶摘・製茶体験、ブルーベリー狩り、富士ひのきの木工体験などは、PRを推進し知名度向上と施設の充実を図る。また、富士ひのきの利用拡大と、地域食材のPRを兼ねた名物料理の創作事業を行い、富士ひのきの器に、地元食材を盛り付けた「大淵丼」の地域飲食店での取扱拡大、名物料理としての普及を図っていく予定。
柿酢・大淵丼の販路確立・PRに力を入れる
新たな登山道開発には、関係機関との調整を継続する。また、地域原産の四ツ溝柿を使った「柿酢」について、柿の栽培者への協力要請と、集荷方法や販路の確立などを中心に事業化に向けた取り組みを実施する他、「大淵丼」は取扱店の募集とPR活動を中心に事業を実施する。
活用した地域資源
富士山の恵み(お茶、ブルーベリー、富士ひのき、柿)
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富士商工会議所
〒417-8632静岡県富士市瓜島町82
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