兵庫津周辺活性化推進事業

神戸市兵庫区南部に位置する兵庫津は、平安時代には「大輪田泊（おおわだのとまり）」と呼ばれ、平清盛によって修築が行われ、日宋貿易の拠点として栄えた港町である。そして平成24年のＮＨＫ大河ドラマ「平清盛」の放映を絶好の機会と捉え、本事業では平清盛にまつわるイベントの開催や、兵庫津周辺にある平清盛ゆかりの史跡を有効活用し、兵庫津を訪れるきっかけづくりを創出する。
さらに、一過性のものに終わらせないため、兵庫津周辺のまち歩きマップの作成や携帯端末を活用したWEBサイトの構築等により、兵庫津周辺の魅力を内外に情報発信するとともに、賑わいのある街づくりを推進することによって、地元商業の活性化にも寄与する。平清盛の命日２月４日には、清盛の遺骨が納められたとされる能福寺で、ＮＨＫ大河ドラマ放送を記念して歴史講演会と琵琶演奏会を開催した。

観光客に当地を広く知ってもらうため、名所旧跡、飲食や物販など街の魅力を紹介した地域密着型の「兵庫津まち歩きマップ」を作成。
これまで史跡マップ等は行政等が発行したものはあるが、この種のマップは珍しく、観光客に活用してもらい、広く兵庫津エリアの魅力を知ってもらえるようになった。また、まち歩きマップと連動したポータルサイト「よみがえる兵庫津」を開設した。FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークにも対応しており、地域住民はもとより、観光客自らが情報発信源となる、双方向のコミュニケーションを可能とし、より地域に根付いた情報が発信できた。