このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

関門海峡沿いに点在する「平家滅亡」の悲劇にまつわる観光素材に焦点を当て、平家シンポジウム並びにモニターツアーを実施する。その結果を基に、様々な角度から各観光素材を評価、問題点・課題を整理し、魅力ある旅行商品として組み立てる。

平家関連にまつわる観光素材に焦点を当てモニターツアーを実施 平家関連にまつわる観光素材に焦点を当てモニターツアーを実施

観光素材を評価して、魅力ある旅行商品として組み立てる 観光素材を評価して、魅力ある旅行商品として組み立てる

概要・活動内容

平家関連素材の多面的な観光活用を目指す

寿永4年(1185年)、壇ノ浦に源氏・平家両軍の戦いが繰り広げられ、西海に再起を図る平家が義経の前に敗れ去り、安徳幼帝の入水という悲劇とともに、時代は古代から中世へ、貴族社会から武家社会へと大きく転換する。
その歴史の転換地となった下関市には、関門海峡沿いに平家が本陣を構えた「彦島」や源平戦いの地「壇ノ浦」、源平古戦場を示す「御裳(みもすそ)川碑」、安徳幼帝を祀る「赤間神宮」、平家一門の墓「平家七盛塚」といった平家関連の歴史遺産が多く点在する。また、壇ノ浦で敗れて遊女となった平家の女官たちが、安徳天皇の命日に赤間神宮に参拝したことに由来する「上臈参拝」や平家伝説「耳なし芳一」などの文化遺産も有している。しかし、これら観光素材が面として機能していないため、観光商品として訴求できていない。
そこで平家関連にまつわる観光素材に焦点を当て、平家シンポジウムやモニターツアーを実施した。その結果をもとに、様々な角度から各観光素材を評価、問題点・課題を整理し、魅力ある旅行商品として次年度以降組み立てていく。 

下関と神戸、広島で広域観光振興などを模索する「平家シンポジウム」を開催 下関と神戸、広島で広域観光振興などを模索する「平家シンポジウム」を開催
工夫した点・アピールポイント

シンポジウムの開催で平家の魅力を発信

平家ゆかりの地、下関と神戸、広島で広域観光振興などを模索する「平家シンポジウム」を開催した。下関市にある赤間神宮の水野宮司、神戸市にある生田神社の加藤宮司、大河ドラマ「平清盛」広島県推進協議会事務局の鳥越次長による講演会、平家歴史トーク~一の谷から壇ノ浦へ~のパネルディスカッションを行い、それぞれの地域が発信する平家の魅力に約450人の参加者が興味深く耳を傾けた。
このシンポジウム開催にあたり、全国平家会の協力も得て、今後は平家ゆかりの地が毎年持ち回りで取組むイベントや、より広域にわたる観光振興の模索と観光商品の開発などを検討することとなった。

それぞれの地域が発信する平家の魅力に興味深く耳を傾ける約450人の参加者 それぞれの地域が発信する平家の魅力に興味深く耳を傾ける約450人の参加者
今後の展開・未来像

全国の「平家ゆかりの地」と交流

下関と神戸、広島の他、全国に存在する「平家ゆかりの地」との交流(人的交流・物産振興)を進め、物産振興などを図るためにお互いのイベントや展示会に出展するなど、相互関係を強化していきたい。

活用した地域資源

「平家」に関連する観光資源(平家が本陣を構えた「彦島」、源平戦いの地「壇ノ浦」、源平古戦場を示す「御裳(みもすそ)川碑」、平家一門の墓「平家七盛塚」、平家の一杯水、安徳幼帝を祀る「赤間神宮」) 

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

下関商工会議所

〒750-8513山口県下関市南部町21-19下関商工会館内

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    毎年、5月に赤間神宮で行われる伝統行事。平家一門の追悼祭、上臈道中、赤間神宮上臈参拝という構成で、20年前からは「しものせき海峡まつり」の中心行事として行われています。