うみたま体験パーク「つくみイルカ島」事業の効果的な展開を通して、中心市街地への周遊による"にぎわい"の創出を図り、食観光の魅力の増大と観光資源を活用した着地型観光の推進、地域資源を活用した特産品開発で地域活性化を目指す。
源兵衛「まぐろ炙り丼」
中心市街地の周遊でにぎわいの創出を図る
過疎化・少子化による中心市街地の衰退、石灰石・セメント関連産業及び農業漁業の基幹産業の疲弊等により、まちの活性化や新たな産業への取り組みが課題となっている津久見市。その一方で、平成23年4月にイルカと人間の“ふれあいと癒し”をテーマにしたレジャー施設「つくみイルカ島」がオープンしたたことに伴い、市でもこれを絶好の機会と捉え、「観光元年」として位置付けるとともに、観光産業や地域経済の発展に努めている。
そこで津久見商工会議所では、“うみたま体験パーク「つくみイルカ島」”を核として、中心市街地の周遊による“にぎわい”の創出を図り、食観光の魅力と観光資源を活用した着地型観光の推進、特産品開発による地域経済活性化を目指した。特に①「つくみイルカ島」を核とした観光戦略 ②交流の場の創出 ③「食観光」の推進・充実 ④観光資源をつなぐ新たなツアー造成 ⑤地域資源を活用した特産品開発 ⑥津久見のイメージアップの戦略と展開の6つの事業を中心に実施し、一定の成果と課題を得ることができた。
「つくみイルカ島」には予想以上の来場者
これまで津久見市は観光産業とは無縁であったが、「つくみイルカ島」の開設はこれらに大きな影響を与えており、年間10万人を見込んでいた観光客は、10月中旬に10万人を突破するなど、はっきりとその現実と効果が見て取れたのは大きな成果であった。しかし、「つくみイルカ島」を訪れた観光客をいかにして中心市街地に波及させるかが最大の課題であり、市内への観光客流入が出来ずに苦慮している。
一方で、着地型観光による市内周遊や「食観光」の推進、情報発信、モニターツアー、調査等により、「津久見」の名が県下はじめ九州、全国へと少しずつ認知されるようになった。
地域の発展に向け力を合わせて結集する
市では、平成23年度を「観光元年」と位置付け、観光客の集客と中心市街地への誘導による地域経済の発展に努めてきており、 商工会議所としても好機と捉え、市および観光協会とともに観光産業の振興や地域経済活性化に歩調を合わせ、事業を遂行した。今回、様々な課題や問題、事業化の難しさに直面したため、今後はこれらの課題をいかに克服し、市の観光産業の育成・振興、地域の発展に向け力を合わせ、結集していくことが重要である。
活用した地域資源
マグロ(養殖クロマグロ)、つくみイルカ島
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津久見商工会議所
〒879-2442大分県津久見市港町1-21
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