商工会議所が中心となり生産者、加工業者、飲食店、行政などが協力し、北の大河石狩川沿いの肥沃な大地で育った滝川の野菜や果樹などを活用した新たな特産品開発を目指し、農商工連携を通じた調査研究を行う。
概要・活動内容
滝川市では人口減少が続いており、商業販売額や工業販売額、農業生産高も減少傾向にある。そんな今、古くから続いてきた農業の活性化や大きな課題の一つとなっている中心市街地の賑わい創出のため、人々が訪れる魅力づくりが求められている。そこで、肥沃な大地の農業地帯である滝川市のイメージを大切にしつつ、今や特産品として知られているりんごを使った「シードル」、ラム肉や合ガモ、ソバ、玉ねぎなどの野菜を使った「ガレット」と「キッシュ」を開発することで、農業というイメージだけの滝川市から、滝川市ならではの食を堪能できるまちとすることを目的とする。これによって滝川市の農産物の付加価値化や食の魅力を観光振興へと繋げるとともに、滝川市の飲食店が参画することで中心市街地の賑わいを創出する。
工夫した点・アピールポイント
滝川らしさを大切にするため、シードルの原料にもこだわった。4種類のりんごを使用して試作品を作成したが、今ではあまり作られておらず日本全国でもめずらしい「旭」という種のりんごは果汁が少なく搾汁が難しい。だが、香りがとても良く、滝川では昔から生産されているため、この種を使用したシードルが開発出来ないか調査研究を進めている。
ガレットやキッシュにおいては、出来るだけ全て滝川市産の原材料で作れるように調査研究を進めている。また現在、たきかわスウィーツプロジェクトによるスウィーツの開発も行われており、ガレットを甘く仕上げ、たきかわスウィーツと組合せることも検討している。
今後の展開・未来像
今後は、今年度作製したシードルの試作品を踏まえ、滝川市らしさがあり、より質が高いシードルを開発するとともに、そのシードルと一緒に楽しむ事が出来るガレットとキッシュの開発を進める。また、商品開発の大きな課題となる販路開拓や普及広報活動に力を入れる。
大きな課題の一つとしてりんご農家の減少があり、リンゴ農家がある滝川市の原風景を取り戻し、シードルの原料を確保するため、高齢化や後継者不足などの課題を解決する施策の検討も進める。
活用した地域資源
リンゴ(旭、ひめかみ、ハックナイン、つがる)、合ガモ、ラム肉、ソバ、玉ねぎなどの野菜、小麦粉(はるゆたか)
(上記は全て滝川産)
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滝川商工会議所
〒073-8511北海道滝川市大町1-8-1
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たきかわスウィーツ