自然に優しい諏訪でしか乗ることのできないオリジナルモデルの自転車を開発し、マーケットニーズを調査することで、関連グッズや新サービスにも発展させ、自転車ファンが集う自転車産業集積地を目指す。
概要・活動内容
かつては「東洋のスイス」といわれた諏訪地域も景気の悪化から近年では「ものづくりの集積地」や「製造業が基幹産業である」という意識が市民レベルでも希薄になってしまっている。
当地では近年、「ものづくり集積地」というポテンシャルを活用していくために産業観光的なプロジェクトが展開されているが、その取り組みは行政や関係団体、観光サイドが一部で行っている限定的なものであり、「産業連携」による波及効果を高める地域一体的な取り組みとはなっていない状況である。
その課題解決のため、「諏訪地域の精密加工技術」により、産業連携による波及効果を高め、諏訪でしか乗ることができないオリジナルモデルとして新たな完成品や新サービス等の仕組みを作り出し、新事業創出を図るため２４年度調査事業で可能性を探った。
工夫した点・アピールポイント
現在レンタサイクルを設置してある施設・ホテル・業者にご協力いただき、「諏訪ちゃり」 の仕組みを活用したレンタサイクルを活用し、マーケットニーズ調査、自転車走行に伴う周辺環境の調査、自転車関連の新商品・新サービスの仕組みのニーズ・アイデアを発掘、実証するＦ／Ｓを実施した。 調査の中から「サイクリングマップの設置」「ピット機能としてのサイクルステーションの存在」「諏訪湖周における子供用自転車のニーズ」が多いことから、２５年度事業に繋げていく。
今後の展開・未来像
平成２５年度は本体事業で展開できるように現在準備を進めている。諏訪地域の「精密加工技術」を活用した自転車関連製品の開発および事業化を中心に開発された製品の試用・販売・モニターの実施を行う。
また、諏訪湖を中心とした恵まれた環境を活かし、観光客にやさしい、自転車を利用する方の目線で自転車でのおもてなし事業を展開し、サイクリストが求める観光情報の提供、イベントの実施を行い観光商品開発を行う。
ハード面でも、観光地である諏訪地域の特徴を活かした自転車のためのまちづくりも目指す。
活用した地域資源
諏訪湖、精密加工技術
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
諏訪商工会議所
〒392-8555長野県諏訪市小和田南１４－７
諏訪商工会議所のオススメ
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諏訪湖
周囲約16㎞、標高759mに位置する諏訪湖は、八ヶ岳や富士山等の眺望も良く、四季を通してウォーキングやサイクリングを楽しむことができる。レガッタなどのウォータースポーツも盛ん。湖畔の公園は、市民や観光客の憩いの場となっている。
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諏訪大社
国内で最も古い神社のひとつで、全国に１万余ある諏訪神社の総本社。諏訪湖を挟んで上社・下社の社が4つあり、7年に一度開催される大祭「御柱祭」も知られている。
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信州諏訪みそ天丼
諏訪地域で採れる野菜や湖魚の天ぷらに、諏訪の味噌を使ったタレをかけて食べるご当地グルメ丼で、平成17年より販売が開始され、現在では諏訪市内15店舗で食べることができる。各店舗によって具材やタレがアレンジされている。