産業都市としての基盤を守りブランド力を高めるため、川口市の代表的地場産業である「川口和竿（竹釣竿）」の新たな魅力創出を通じて、川口市のイメージ向上と釣竿工業の再生を図る。
概要・活動内容
川口市の代表的地場産業の一つである川口和竿の技術力を活用した特産品開発を行う。平成２３年度に川口i-mono（いいもの）ブランド認定*を受けた「和竿、折りたたみ式竹ステッキ（山野釣竿製作所）」をはじめ、和竿技術に基づく、新たな特産品を創出するため、自治体や支援機関、地元産業界の協力のもと川口の新魅力創出プロジェクトを実施。
内容は、技術検証、素材試験・評価とマーケットリサーチ、デザイン・試作品開発、素材の流通ルート調査、安定的供給力の確保、地場産業の存続に向けての調査である。
＊川口市の高い技術力やノウハウを生かした優れた製品を「川口i-mono（いいもの）ブランド」として川口商工会議所が認定している制度。平成２１年度から開始し、現在３３製品を認定。
工夫した点・アピールポイント
川口和竿本来のしなやかさ・折り・継ぎ・質感等の良さをいかにして他の製品に生かせるかを前提に、地元支援機関と連携をし、素材強化実験（含浸実験）や技術検証、試作品開発を行った他地域では福島県の漆塗り業者（会津塗り）と連携を図るなど、特産品のみならず都市イメージを発信する大きなツールとして本事業の研究を行った。
また、2009年度グッドデザイン賞を受賞したＬＥＤ照明の企業との連携により、最先端技術と伝統工芸のコラボレーションを図り、新たな市場開拓も目指している。
今後の展開・未来像
本プロジェクトは川口市の代表的地場産業（川口和竿）の新たな特産品開発によって、川口市イメージの向上と製品の新市場の開拓を目的とし行う。
そのために、マーケットニーズを反映した機能性とデザイン性豊かな特産品の製品商品化を行い、合わせて和竿づくりの新たな担い手育成や技術・技能の伝承についても検討・推進する。
活用した地域資源
川口市の代表的地場産業である「川口和竿（竹釣竿）」
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川口商工会議所
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