小田原の新たな魅力の創出を目的に、農業資源(果物・野菜など)を実力のあるパティシエや工芸品と組み合わせた付加価値のあるスイーツについて研究・開発を行い、地域資源の多様化を図る。
概要・活動内容
小田原では、「地産地消」から「地産地活」を目指す中で、「小田原手形」や「小田原どん」などの取り組みにより、寄木細工や小田原漆器という伝統工芸をはじめとした様々な地域資源を組み合わせて相乗効果を発生させるノウハウや、マスコミの活用についての実績を蓄積してきた。
今回の事業では、小田原で生産されている多種多様な「農業資源」、先に述べた伝統工芸品に代表される「工芸資源」、実力のあるパティシエなど「人的資源」という小田原の地域資源を「スイーツ」の中に集約し、「小田原スイーツプレミアム」としてブランド化することで、新たな層の小田原ファンを獲得し、市内における昼食から夕食時まで切れ目のない回遊性の向上を目指した。
工夫した点・アピールポイント
定義設定
1.「おだわらふる~つ」を使用したスイーツであること。
2.器として「小田原の工芸品」を使用したスイーツであること。
3.「手わざ」の感じられるスイーツであること。
という3つの要件を定義とすることが決定した。
メニュー開発
地元産農産物の調査研究を行い、サンプルレシピを開発した。
器の開発
「箱根寄木細工」「ガラス工芸品」「小田原漆器」等の工芸品を器の候補として検討を行い、付加価値だけではなく初期投資を抑えるための調査研究を行った。
情報発信方法の検討
広報戦略及びマスコミの活用について研究した。
提供店の募集、協力体制の構築
認証の仕組みについて検討した。また、持続的に運営できる仕組みについて研究した。
今後の展開・未来像
食と工芸、農業と商業・観光、パティシエと飲食店など、小田原の地域資源を「スイーツ」の中でいかに繋げ、掛け合わせて活かしていけるか、さらに、新しいブランドを構築できるかということを調査研究した結果、「小田原スイーツプレミアム」の定義を設定することができた。
今後は、「スイーツを『プレミアム』にブラッシュアップする仕組み」や「スイーツの素材を安定供給するシステムの構築」、「器の選定方法と供給システムの構築」、「エンブレムの活用方法の検討」をはじめ、「提供店の確保」、「認証店を決定する選定委員会の内容の精査」、さらには、「自主運営するための仕組みづくり」などの課題を解決して展開していく。
活用した地域資源
果物(みかん、梨、キウイフルーツ、梅、イチゴ等)、野菜などスイーツの材料となる「農産物」伝統工芸品である箱根寄木細工や小田原漆器、その他ガラス細工等スイーツを盛付ける器
地元のパティシエ
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小田原箱根商工会議所
〒250-8567神奈川県小田原市城内1-21
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