綿素材の開発や注染ぞめなど、職人技が光る浜松産地巡りが、首都圏や県外の顧客・顧客予備軍向けの着地型観光商品になりうる可能性を秘めているか調査研究を行う。
概要・活動内容
綿素材の開発や注染ぞめなど、職人技が光る浜松産地巡りが、首都圏や県外の顧客・顧客予備軍(アパレル企業、デザイナー、ファッション系学生等クリエイター)向けの着地型観光商品になりうる可能性を秘めているか調査研究を行っている。また、職人のプレゼンテーション能力を高めながら、同着地型観光商品の造成を図り、産業振興を目指している。主な活動内容は、分科会において、職人のプレゼン能力向上のための演習や、浜松産地の顧客予備軍で「浜松シティファッションコンペ」一次審査通過者であるアマチュアクリエイター向けと、プロのデザイナー向けの浜松産地巡りを行い、モデルコースを掲載した浜松産地マップ(試作品)を製作した。
工夫した点・アピールポイント
当プロジェクトでは、「首都圏や県外の顧客・顧客予備軍」にターゲットを絞った点に特徴がある。
また、実地調査を行い、参加者である「浜松シティファッションコンペ(浜松市主催)」の一次審査通過者からは、繊維産地の現場で生産者と話すことで、産地への理解が深まり、クリエイションに結びついた等多くの好評を得た。
また、プロのデザイナー向け実地調査への参加者からも産地全体の特徴を把握できた等好評を得たが、一方で、生産者との対話時間が少ないとの指摘や、商品化した際は、展示会・商談会や専門誌等の情報源を利用して情報発信をしてみては等の多くのアイデアをいただいた。
今後の展開・未来像
アマチュア向け実地調査の参加者からは多くの好評価を得ることができたが、ニューツーリズムとしての収益性は低く、浜松シティファッションコンペと連携した展開であれば実現の可能性はあると感じている。また、プロのデザイナー向けニューツーリズムとしては、受入時の収益性は低いが、浜松産地巡りをビジネス展開のきっかけ作りの場と考え活用することで、将来的な収益性は高いと感じている。そうした中で、産地の業界団体と連携し、展示会での付帯的な見学ツアーを開催したり、専門誌やWEB での産地やツアーのPR をするなど更なる情報発信力の強化を図る必要性がある。
活用した地域資源
遠州綿織物
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浜松商工会議所
〒432-8501静岡県浜松市中区東伊場2-7-1
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