このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

年間約200万人の観光客をターゲットに、料理並びに土産物を開発する。

概要・活動内容

花巻市は、雑穀主要6穀(ひえ・あわ・きび・はとむぎ・アマランサス・たかきび)において、全国収穫量の3割を超える日本一の生産能力を有する地域性であることから、農商工観連携による雑穀を活用した新商品開発に取り組むこととした。
平成23年度の調査研究事業においては、雑穀を活用した特産品となり得るベースレシピの開発と、それら商品のブランド化を図るための仕組みづくりを事業目標に取り組みをおこなった。
その結果、雑穀を活用した料理および菓子など6つの試作品を開発したほか、今後、食による地域活性化に取り組むための土台となる体制づくりの第1歩を踏み出した。平成24年度の本体事業1年目においては、昨年度開発した試作商品の具体的事業化へ向けて、商品ブラッシュアップ、ブランドツール作成等を行っている。

工夫した点・アピールポイント

調査研究事業で開発した試作品のひとつである「ひえカレールー」を活用し、具体的事業化への取り組みとして、「花巻ひえカレー麺プロジェクト」を展開中である。
ひえカレールーを使って、市内の飲食店が創作麺料理をつくりメニューとして提供しているもので、現在の参加店は20店舗。そば、うどん、ラーメン、パスタなど各店工夫を凝らしたひえカレー麺を提供している。
プロジェクトの発表会には、県内マスコミ各社が訪れ、テレビのニュース報道、新聞記事掲載等で話題になったほか、テレビ番組での特集企画や情報誌等の掲載依頼等があるなど、新しい食による地域発信の第一歩を踏み出したと考えている。
また、試作品のブラッシュアップにより、事業展開可能な雑穀を活用したユニークな4つのお土産品(菓子)を生み出した。温泉の売店やJR駅などで販売を予定している。

今後の展開・未来像

ひえカレー麺プロジェクトは、今後、プロジェクト推進組織を立ち上げ、参加店拡大、麺に限定しないひえカレーメニューの提供などの展開をしながら、食による地域発信を図っていく。
また、現在雑穀を活用した菓子等のお土産品開発を並行して行っており、将来的には花巻市内の雑穀を活用した、ひえカレー麺を含めたメニューや雑穀菓子、また、既に商品化されている雑穀米、雑穀みそなどを農商工観が一体となって総合的に地域外に対して発信していきたいと考えている。

活用した地域資源

雑穀

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花巻商工会議所

〒025-0075岩手県花巻市花城町10-27

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