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平泉を中心とした藤原三代の栄華を築く契機となった「後三年の合戦」をテーマに歴史探訪型ツアーを実施し、通年型観光および滞在型観光の実現性を検証、年間観光客数450万人を目指す。

概要・活動内容

平泉を中心とした藤原三代の栄華の祖となった清衡を中心に繰り広げられた後三年合戦という歴史的資産を新たな旅行商品として開発し、観光誘客増を図り年間450万人の誘客を目指し、以下の事業を行った。
まず、横手の観光資源として、「後三年合戦」という歴史絵巻をテーマに、新たな観光の開発を行うため、『「後三年合戦」旅行商品開発委員会』を設置した 。そして「後三年合戦」歴史探訪モニターツアーを実施。具体的には、臨時列車モニターツアー、バスモニターツアー、観光案内人モニターツアー、タクシーモニターツアーを行った。モニターツアー終了後、今後の商品造成に活かすべく参加者よりアンケート調査を実施した。

工夫した点・アピールポイント

「後三年合戦」は勝利した清原清衡が後に藤原清衡と改姓して奥州藤原氏(平泉)を興したことから平泉の黄金文化のルーツとして歴史的価値の高い出来事である。
工夫した点

  • 団体ツアーとして一次交通にJRのリゾート列車を使用した臨時列車でのモニターツアーや、仙台発着のバスツアーや少人数に対応するタクシーモニターツアー、多様な旅行形態に対応したモニターツアーを実施した。
    また、日頃観光客と接している観光案内人の研修を目的とした観光案内人モニターツアーを実施した。
  • 行程の中に後三年合戦子供歌舞伎見学や後三年合戦シンポジウム聴講を入れた他、歴史愛好家以外の旅行客にも楽しんで頂ける建築物として、歴史的価値がある「増田の蔵群」やテーマパーク「秋田ふるさと村」を取り入れた。
  • 広報として後三年合戦という史実を分かり易く観光客に理解して頂くため、旅行客にモニターツアーを告知するプロモーションビデオを作製し事前キャンペーンに使用した。その他行程の中にある見学場所の画像をふんだんに使い、後三年合戦の多くの情報を取り入れた電子パンフレットを作成した。

今後の展開・未来像

今後は「後三年合戦」が世界文化遺産に登録された平泉のルーツであることや、史跡や逸話が横手市以外にも数多くあることを活かし、平泉や近隣の町村との連携を深めるとともに、平成25年度に行われるJR東日本の「デスティネーションキャンペーン」や秋田新幹線新車両デビュー、平成26年秋田県で開催予定の国民文化祭に向けて後三年合戦歴史探訪ツアーを催行し、東日本大震災以降落込み、いまだ回復していない観光を盛り上げていきたいと思う。

活用した地域資源

平泉を中心とした藤原三代の栄華を築く契機となった後三年合戦という歴史的資産

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〒013-0021秋田県横手市大町7-18

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