平成23年度に調査研究した地域資源を基に、戦国時代が見える「春日山エリア」と、江戸時代から歴史を残す「高田エリア」を役割分担しながら、2拠点の着地型観光ルートの商品化と持続的に経済効果を享受できる仕組みづくりを目指す。
概要・活動内容
義の武将、「上杉謙信」生誕の地である新潟県上越市に、平成27年春、北陸新幹線が開業し新しい駅が誕生する。しかしながら、そんな上越市には代表的な産業がないのが現状である。そこで、北陸新幹線開業を機に、経済波及効果の裾野が広い観光を当地の新しい産業に育てるため、平成23年、謙信公ブランド活用ルート開発プロジェクトが立ち 上がった。
平成23年度の調査研究を踏まえ、平成24年度は「着地型旅行商品の造成」を目指し、戦国時代が見える「春日山エリア」と、江戸時代からの文化と歴史を残す「高田エリア」を役割分担しながら、2拠点のモニターツアーを実施し、旅行商品化と持続的に経済効果を享受できる仕組み作りを目指した。
工夫した点・アピールポイント
上杉謙信の戦国時代が見える春日山城跡から、徳川家康の六男・松平忠輝(妻:五郎八姫:伊達政宗の娘)が治める高田城跡、そして現在に至るまでの歴史や文化を、「越後上越 歩こっさ」という ブランドで全国展開したいと考えた。
そこで、企画段階から観光専門家、観光団体、旅館組合、行政、ツアーに携わる店舗などオール上越体制でモニターツアー(一般と旅行エージェント合わせて3回)を行ったところ、一般参加者からはいずれも高い評価を頂き、旅行エージェントからは商品の一部に組み入れて頂くなど、すでに成果が出始めている。
今後の展開・未来像
当プロジェクトは平成24年度で終了し、平成25年度は今回参画頂いた事業者から4月の観桜会時期に商品として販売して頂く予定。ただし、これまで培ってきた「オール上越体制」を継続しながら、商工会議所としても商品販売をサポートしていく。
また、商品販売に向け「旅行エージェントに向けた観光情報発信の一本化」や、「着地型旅行商品の販売体制整備」など課題が残っているため、地域一丸となって課題克服に取り組んでいきたい。
活用した地域資源
義の武将 上杉謙信、春日山城跡(上杉謙信の居城)、高田城跡(平成26年に開府400年を迎える)、青苧(あおそ/謙信の強さ=財源の一つ)、和菓子店(高田エリアに集積している)、寺町寺院群(高田エリアに65の寺社が密集)
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
上越商工会議所
〒943-8502新潟県上越市新光町1-10-20
上越商工会議所のオススメ
-
高田公園のハス
-
レルヒ祭
-
居多神社(こたじんじゃ)