2012 年度
本体事業1年目
地域ぐるみ・地域力総括用、新名産・名品創出と食の祭典創出事業
農商工連携による地域資源を活用して「地美絵ZIBIE×AKAE―華―」ブランドを立ち上げる
農商工連携で農産物等地域資源を活用した新名産・名品の創出と、前年度策定した地域力アピールの食の祭典や展示商談会等への出展により、商品等の評価を得て、商品開発力向上と市外・県外へ向けての販路開拓・消費拡大の基盤形成を図る。
概要・活動内容
小松は豊かな自然と恵まれた農林水産物があり、伝統工芸や飲食業、食品製造・加工事業所もあるが、当地域経済におけるもう一つの大きな要素である第１次産業では、第２次・３次産業との連携、並びに販路開拓・需要促進につなげる仕組み・組織がなく、地場産業や地域の商工業者を会員とする、農業団体や行政とも連携出来る商工会議所への連携事業推進への期待が強まっている。
一方、平成２３年度に実施した同プロジェクトの調査研究事業では、地元農産物等を活用した新製品開発による農産品等の知名度や付加価値力アップと新製品・加工品の地域ブランド商品化を目指す方向が示された。
本年度はこの結果を基に、農商工連携による地域資源を活用した商品開発力向上と、全国への販路開拓・消費拡大の基盤形成を図る。
工夫した点・アピールポイント
こまつの歴史と文化の象徴である『茶道』と『九谷焼』をキーワードに、『環境王国こまつ』の産物であるイノシシ肉を取り入れた、“ 地美絵ZIBIE×AKAE―華―”ブランドを立ち上げた。これを小松の新しい魅力（産業資源）となるように、まず地元への周知とニーズ調査を行い好評を得ている。若い女性を意識した伝統の九谷よりライト感覚で仕上げた九谷赤絵の器と、懐石風にアレンジしたジビエ料理のコラボは、参加事業者間でも注目され、新たな分野への挑戦にも積極的に取り組んでもらった。今回のモニター参加者には、ブログなどでの情報発信を条件にしており、インターネットでの口コミ宣伝力にも期待している。フェイスブックページも開設し、「こまつ地美絵」で検索できる。
今後の展開・未来像
石川県小松市では2年後の北陸新幹線金沢開通に向け、首都圏からの観光客の誘客が大きな課題となっている。今回開発した“地美絵ZIBIE×AKAE―華―”ブランドは、“地”地の恵み、“美”美味いもの、“絵”九谷の絵付けに通じる美しいものと言う意味合が込められたもの。今後は、今回開発したスイーツや九谷・赤絵の販売、小松に来て召し上がっていただく“地美絵”の広報・宣伝を行っていく。具体的には、“地美絵”を楽しんでもらう食イベントの開催や、首都圏での開発商品のテスト販売を予定している。
活用した地域資源
九谷焼、茶道、イノシシ、創作料理、創作菓子
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小松商工会議所
〒923-8566石川県小松市園町ニ１番地
小松商工会議所のオススメ
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曳山子供歌舞伎
勧進帳の舞台である小松では、昔から曳山子供歌舞伎が盛ん。絹織物で栄えた小松では江戸時代より続く“お旅まつり”で曳山子供歌舞伎が毎年5月に上演される。
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那谷寺
高野山真言宗別格本山である那谷寺は、岩や本殿を始め複数の国指定重要文化財建造物や名勝指定園があり、特に紅葉の時期は見事。