このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

とうがらしの郷大田原のシンボリックな商品開発。「呼ぶ」から「探す」への転換を図る。全国の辛いものファンのもとへ…。

概要・活動内容

とうがらしの郷づくりを進めて7年が経過し、生産面積、収穫量ともに増加し、唐辛子商品も約50種類が販売され、市内外から「とうがらしの郷大田原」として広く認知されるようになった。しかし、統一コンセプトがないうえに近隣観光施設や観光客のニーズの把握が出来ておらず、目に見えた誘客が図れていない。そこで、平成23年度に地域力活用新事業∞全国展開プロジェクトの調査研究事業の実施により、商品開発の脆弱さ、開発プロセスの閉塞感などの問題点が浮き彫りになった。しかしながら、大田原の地域資源としては魅力的な素材であることは確かで、そのPR方法、商品の開発基準などアプローチを変えて展開すれば、大きく発展する可能性があると考え、本年度は商品開発プロセスを見直し、ターゲットになる消費者を巻き込んだ開発プロセス、一定のルール作りなど、各店舗共同での統一したシンボル的な商品を新たに開発していくため、本事業を実施した。

工夫した点・アピールポイント

これまでの作り手側による「作りたいもの」や「作れるもの」の発想から、買い手(消費者)側が求めるものという視点に立った商品開発を実施した。
実際に一般消費者を集めたワークショップは初めての試みであり、こうした経験は、参画事業者、事務局にとっても大きな財産となった。本事業では限られた期間の中での開発作業で、日程の調整や時間確保などで苦労があったが、関係者の熱意により、多くの時間を共有し作り上げたことで、参画事業者同士の絆が生まれた。また、今回のような消費者からのアプローチによる過程では、今後の商品開発に対する意識も大きく変わった。
また、実際に出来上がった「大田原さんたからあげ」は、今後とうがらしの郷の事業展開に重要な役割を果たしていく、さまざまな可能性を秘めたものが出来上がった。

今後の展開・未来像

「大田原さんたからあげ」を全国展開するために、まずは地元の地盤固めをしたい。
本事業の経過は当市行政でも注目・期待をしていただいており、予算のバックアップも得られそうで、平成25年度では、本格的な販促・PR活動を行っていく。
それと同時に既存の商品に対しても、本事業の開発過程を参考に消費者ワークショップを開き商品の見直しを進め、「大田原さんたからあげ」を中心にした「大田原とうがらしグルメの食べ歩き」事業を展開したいと考えている。
地域での認知度を上げるのと同様に、全国の辛いものファンへ発信できるよう、各種イベントへの参加や旅行会社とのタイアップなどして進めていきたい。

活用した地域資源

栃木三鷹唐辛子

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大田原商工会議所

〒324-0051栃木県大田原市山の手1-1-1皇漢堂ビル

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