このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

国の内外から年間1,800万人を超える観光客が訪れる日本有数の国際観光地である富士山・富士五湖地域の中心都市である富士吉田市の富士山駅と地域の資源である歴史・文化、自然環境等を活用した富士山観光の拠点づくりを図る。

概要・活動内容

富士吉田には、世界文化遺産の重要な構成資産である「富士信仰」の拠点である北口本宮冨士浅間神社と御師宿坊で発展した街があり、江戸時代から唯一残る「吉田口登山道」を有している。また、平成23年7月に富士吉田駅が「富士山駅」へ改名されたのを絶好の機会と捉え、かつて富士信仰の拠点であった歴史や文化を活かし、国内外から来訪する多くの観光客を迎えられる「富士山観光の拠点づくり」の実行に向けた調査・研究を地域と一体となって行い、富士吉田市の活性化を図ることを目的とする。
実施体制は、研究者と地域関係者で構成する委員会を設置し、協議や意見交換を行いながら進め、事業主体となった地域住民や商店会、市民グループ等が慶應義塾大学SFC研究所(教員、研究員、学生)の支援を受ける中で様々な施策を実行し検証する。

工夫した点・アピールポイント

御師宿坊のまち並みについて、共通のデザインによるフラッグとともに、商店ののれんの設置が進むことにより、街の一体感や雰囲気を向上させることできた。
また、上宿得の御師宿坊5軒のタツ道と国重要文化財である旧外川家住宅駐車場に、個々の御師宿坊および御師宿坊の町に関する解説版を試行的に設置し、訪れた人々および御師の方々に好評であった。
富士山北口御師団の団員の内、37軒が提灯を設置。提灯は祭りの際、掲げられまち並みの雰囲気が良くなったと好評であった。さらに、報道機関などに多く取り上げられ、関係者や市民の意識レベルに変化がもたらされ、参画意識の向上を図ることができた。

今後の展開・未来像

本年は社会実験として、御旅所ひろばイベントやモニターツアーなどを実施し、事業化に向け、アプローチの仕方など再度考察することができた。また、来年度に向けた様々な提案も慶應義塾大学から行われている。
さらに、本プロジェクトと別に富士吉田をブランド化する取り組みおよび市民の購買を通じての貯金機能とその使い方を決める機能を有する市民財団を設立する計画がある。
これらのプロジェクトを有機的に結び付け、更なる進展を図っていく。

活用した地域資源

御師宿坊の町並み、富士山、吉田口登山道、自然公園法特別地域4,300haの豊かな森林地域、富士吉田市の水(富士山に降り注いだ雪や雨が25年のときを経て飲料水となる)

このプロジェクトの商工会議所はこちらです

富士吉田商工会議所

〒403-0004山梨県富士吉田市下吉田7-27-29

富士吉田商工会議所のオススメ

  • 御師宿坊の町並み

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  • 吉田口登山道

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  • 富士吉田から見た富士山

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