地域資源の「願いごと」をブランド化し、観光客増加による経済効果等の活性化につなげるため、願掛けグッズ&グルメの開発とパワースポットを活かした観光プランの確立に着手する。
概要・活動内容
県内外から観光客が訪れる「安城七夕まつり」を毎年8月に開催し、仙台市や平塚市と並んで日本三大七夕の町として知られる安城市。竹飾り設置区間の長さでは日本一とされ、メイン会場の「短冊ロード」に綴られた願いごと短冊や、「願いごとふうせん」の数など、「願いごと」に関する事業は推測ながら日本一という評価を受けている。
同時に安城七夕まつり協賛会では、「願いごと、日本一。」をテーマに掲げ、そのシンボルとなる公式マスコットキャラクター、願いごとの精「きーぼー」が誕生した。一躍、ゆるキャラのWEB サイトで人気全国1位になるなど予想を上回る反響を得た。
そこで特産物や「きーぼー」のブランド力を活かし「願いごと、日本一。」の具現化として、「安城=願いごとが叶う、願いごとを楽しめるまち」のイメージを全国発信するプロジェクトを立ち上げた。七夕まつりで使用した竹から生まれた「竹絵馬」に続き、今年度は収穫量日本一の安城産いちじくと特産「安城梨」を使った願いごとスイーツ「おりひめ(いちじく)」と「ひこぼし(おりひめ)」を試作し、feel NIPPONに出展した。
工夫した点・アピールポイント
「安城=願いごとが叶う、願いごとを楽しめるまち」のイメージ発信のための商品開発から生まれた商品が、安城産いちじくと梨を使った新ジャンルスイーツ「願いごとスイーツ(シュークリーム)」。願いとご日本一の聖地で作られたいちじくと梨のピューレから作ったムースを皆さんの願いが叶うよう願いを込めてシューに注入。
いちじく、梨ともにインパクトのある味を出すことが難しい素材であったが、ムースと生クリームの二層注入により、見た目にも分かり易い工夫をしている。
いちじくは、一日一つ熟す「一熟」から由来され、花言葉は「多産」「実りある恋」。一方の梨は、昔から「有の実」と言ったり、鬼門に梨を植えて「鬼門無し」など縁起を担いでいる。花言葉は「博愛」、木言葉は「慰安」を意味する。
「おりひめ」は一番大切な人へのプレゼントとして、「ひこぼし」はお見舞いとしていかがだろうか。
今後の展開・未来像
本事業に取り組んだことにより、「願いごとスイーツ」の骨格がまとまった。今後は季節果実である、いちじくと梨の確保と販路開拓を課題としつつ、試作品に更なる改良を加え完成を目指す。さらには一店舗1スイーツ運動による「願いごとスイーツ=安城」の認知度向上、願掛けグッズや七夕まつり、七夕神社といったパワースポットとの連携による「安城=願いごとが叶うまち、願いごとが楽しめるまち」というイメージ戦略を進めプロジェクトを中心とした地域活性化を目指す。
活用した地域資源
安城七夕まつり、安城産 いちじく、安城特産 梨
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