「日本一のコンビナート夜景ツアー」を目指して、他都市にはない魅力的なツアープランを提供するとともに、特産品である「ふぐ」「はも」「たこ」弁当の開発およびコンビナートを冠とした和洋菓子の土産品開発を行う。
概要・活動内容
周南市は、山口県の東南部に位置し、コンビナートを中心とした産業が集積するなど、山口県の工業地帯の中心的存在となっている。
そこで本事業では、平成17年度より周南地域4商工会議所(新南陽・徳山・下松・光)の広域連携事業として、地元の工場見学と観光地を組み合せ、毎年好評を博している「産業観光ツアー」の夜バージョンとして、周南沿岸コンビナートの光の輝きを活用する「工場夜景ツアー」を新規導入するため、夜景評論家の丸々もとお氏に調査を依頼した昨年度に引き続いて、本年度は本体事業1年目として取り組んだ。
また、平成25年度には市制10周年を迎えるなど、官民あげて「周南コンベンションシティ」の推進に取り組もうとしている中、地域ブランドを確立するためにコンビナートを冠とした土産品の開発に取り組んだ。
工夫した点・アピールポイント
工場夜景ツアーのプランの中から「ドラマチック工場夜景バスツアー」「みつけて周南工場夜景クルーズ」のモニターツアーを、地元の人に対して周知を図ることを目的に地元大手企業の従業員、小学校のPTA役員と一般女性を対象にしてそれぞれ2回ずつ計4回実施。参加者からは次回も参加したいとの声が多く、口コミ等による波及効果として、今後ツアーへの参加者の増加が期待される。
また、山口県が主催した総合産業イベント「やまぐち総合ビジネスメッセ」に2ブース出展。産学官関係者や学生など多くの来場者に対して、広く本事業の取り組みについてアピールすることができた。
今後の展開・未来像
昨年度の調査研究事業に続いて本体事業1年目としてプロジェクトを進めていく中で、ある程度事業者間の連携も深まり、目指す方向性は見えてきたようである。
さらに平成24年11月には、北海道室蘭市、神奈川県川崎市、三重県四日市市、福岡県北九州市とともに周南市も加わり、「日本5大工場夜景」の共同宣言を行った。今後全国に向けアピールする機会も増えることが予想され、益々官民一体とした取り組みが重要になってくる。
また、工場夜景をデザインとした土産品のパッケージも完成し、今後は販路拡大をどのように図っていくかが課題である。
活用した地域資源
コンビナートの夜景、コンビナートどら焼き、コンビナートクッキー
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
徳山商工会議所
〒745-0037山口県周南市栄町2-15
徳山商工会議所のオススメ
-
周南冬のツリーまつり
-
周南市徳山動物園
-
回天発射訓練基地跡