ペットボトルキャップの再生材から生まれた新たな地域資源「ユメプラスチック」 を原材料にしたAnjoHeartsブランド製品を企画製造することで、独創的な新 産業を創出し、自動車産業への過度の依存体質から脱却を図るものである。
概要・活動内容
当地域は、自動車部品製造業を基幹産業とし、関連する中小企業は、それぞれが高い製造技術を有しながらも、自動車部品製造への過度の一極化により、昨今の超円高やトヨタショックなどの不確定要素の影響を他の地域よりも受けやすい状況にある。そのため、自動車産業のみに頼ることなく、当地域が持続して発展できるための新たな産業を創出することが、極めて重要な課題となっている。
こうした背景により、リサイクル技術・製造技術・障害者雇用を有機的に繋げることができ、地域産業としても国の認定を受けた「ユメプラスチック」(ペットボトルキャップ再生PP)を原材料に、異業種連携の技術と叡智を結集し、自動車産業の裾野で培った高い製造技術と、安城市の持つ環境首都構想の行政ビジョンを組み合わせることで、新規性に溢れた環境保全型の工業製品の開発に取り組むこととした。
工夫した点・アピールポイント
「世界初は世界一」を合言葉に、価格競争に陥らない製品開発を行っている。
平成22年度の調査研究事業を契機に開発した、キャップで絵を描くための専用ツール「キャップアートパネル」は流通業者を一切介することなく、2年間で7万枚を出荷した。平成23年度および24年度にかけて開発した、完全オーダーメイドのプラモデルノベルティ「きゃぷらも」は、二次元画像からプラモデルを制作することで、当地域の製造技術力の高さを内外に広めることに成功し、多くの反響を得た。
今後の展開・未来像
これまでの3ヵ年の補助期間中に参画した事業者により、平成25年1月に事業協同組合を設立した。今後は大手企業や、首都圏高校生との共同製品開発を行い、「世界初のものづくり」を継続していく。6月の販促EXPO、2月の東京インターナショナル・ギフト・ショー(feelNIPPON)を製品発表の機会として年間計画化することで、常に商品を発信できる体制を整える。
活用した地域資源
ユメプラスチック(ペットボトルキャップを再生したポリプロピレン)
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安城商工会議所
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