全国各地の食材が集まり、西日本一の規模を誇る“食の拠点”である大阪市中央卸売市場(本場)の観光拠点化に向け、市場ならではの食が楽しめる賑わい飲食空間を実験的につくり、舟運等との連携によって相乗的な観光魅力を創出する。
概要・活動内容
大阪では、かねてより、都市ブランド向上のキーコンテンツとして、「食の都」「水の都」を取り上げ、これらを組み合わせた観光の魅力創出に取り組んでいる。
中でも、全国各地の食材が集まり、西日本一の規模を誇る“食の拠点”である「大阪市中央卸売市場」の観光拠点化に向け、市場ならではの食が楽しめる賑わい飲食空間を、10月に実験的につくり、舟運等との連携によって相乗的な観光魅力を創出した。
また旅行会社と連携し、「非日常的な市場空間の体験」に応える観光ツアーを行い、新たな需要の掘り起こしに取り組んだ。
工夫した点・アピールポイント
本格的な食が楽しめる水辺のオープンレストランとして、フランス料理とイタリア料理の2店舗が出店したほか、水辺の公園や対岸の倉庫等のライトアップ、それらを船上から楽しむ小型船クルーズなどを実施、観光拠点化をめざし、エリア全体を水と光で演出した。また一般個人のクルーザーやモーターボートが一時係留できる実験も行い、海から大阪都心部へのゲート空間としての、新たな可能性を探った。
9日間で、一般個人の船舶約30艇が利用したほか、一万人以上が訪れ、新たな魅力を楽しんだ。
今後の展開・未来像
市場そばの水辺の公園でのオープンレストランに加え、対岸エリアでも、飲食や買い物が楽しめる仮設マーケットを設置し、両岸にて、2~3ヶ月間の長期実験に取り組む。両岸を舟で結ぶなど、エリアとしての賑わい空間を創出するとともに、旅行会社等と連携し、観光商品づくりも働きかけていく。
こうした仮設実験を経て、事業者による常設的な飲食店やマーケットなどの運営、旅行商品化につなげていく。
活用した地域資源
- 大阪市中央卸売市場(本場):施設規模日本一、日本中の食が集まる
- 整備が進む水辺空間:市場前の水辺の公園、様々な舟運との連携
- 潜在的魅力を持つ周辺地域:下町風情漂う街並み等
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