このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

稚内市を含む北宗谷地域の基幹産業である観光産業は、景気の低迷や他地域との競争激化等の影響により観光客が減少し、地域経済に大きな影響を及ぼしている。本事業ではこの状況を打破するべく、平成24年11月3日に全国公開された東映創立60周年記念映画「北のカナリアたち」のロケ地を地域の新たな観光資源ととらえ、ロケ地を巡るモニターツアーやスタンプラリー、ウェブサイトやロケ地マップ等を企画・作成、付帯観光資源の発掘や既存資源の磨き上げにつなげた。
さらに地元企業の参加者意識の醸成も図り、新たな観光ルートの商品化による観光客数の増大、商店街等への回遊性向上による地域経済の活性化を目指した。

アピールポイント

北宗谷の各地でロケが行われたことから、各地域の商工会(礼文町、利尻町、利尻富士町、豊富町)を共同実施者とし、あわせて各自治体や団体の観光担当者からなる広域的な委員会組織を設置、各地が進める観光振興事業等の情報の共有化にも努め、各種誘客検証事業を実施。
礼文町の香深港と映画のシンボル的な施設としてオープンした「北のカナリアパーク」を結ぶシャトルバス(7月27日~9月1日まで運行)は3,000名を超える乗車実績を上げ、利用者にたいへん好評だった。
また、商店街への回遊性向上を目的として実施した「クーポン事業」には約50店の協力のもと実施でき、誘客向上へ向けて事業者意識の高揚が図られた。

今後の展開

モニターツアーやスタンプラリー、九州でのPR事業実施時に取得したアンケートにより、新たな地域資源や不足するサービスなどの検証を実施、結果に応じた新たな事業展開や対策などを、行政や事業者と連携のもとに実施していく。
平成26年度については、稚内を発着場所とし、豊富町や利尻礼文の主要ロケ地と映画に関わった飲食店などを巡る(仮称)カナリアツアーを実施、着地型観光メニューとしての事業化について検証する予定。

活用した地域資源

東映創立60周年記念映画「北のカナリアたち」ロケ地

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稚内商工会議所

〒097-0022北海道稚内市中央2丁目4番8号

稚内商工会議所のオススメ

  • 礼文島「北のカナリアパーク」

    礼文島「北のカナリアパーク」

    ロケで使用された学校内には、撮影時の写真や衣装を展示。また、主演の吉永小百合さんのバーチャルマネキンも楽しめる。

  • 利尻富士町「富士野園地」

    利尻富士町「富士野園地」

    映画内では、ユリ科の多年草「エゾカンゾウ」が咲き乱れる中、吉永小百合さんと教え子達が歌いながら歩くシーンで写し出されている。

  • 豊富町「サロベツ原生花園」

    豊富町「サロベツ原生花園」

    水平線まで続く日本一の高層湿原。映画では冬の厳しい自然環境が表現されている。