概要・活動内容
平成17年に1市3町が合併して生まれた酒田市は、約11万人の人口を有している。平成15年から各種観光集客施設が拡充し、本市でロケが行われた映画「おくりびと」効果もあって、観光客数が飛躍的に増加した。しかし、その効果も現在は一段落している。
酒田商工会議所では「着地型観光の研究と推進」を重点項目に掲げた。取り上げた地域資源は「傘福」。当所女性会が平成17年から復興に取り組んできた日本三大つるし飾りとして結び付けられ、新たな観光資源として期待を集めている。
当事業では、①地域資源を活用した企画商品を対象にモニターツアーを実施し、さらなるブラッシュアップ、②着地型旅行商品の実施主体の確立、③複数の「まちあるき」メニューによる地域資源の再認識に取り組んだ。
アピールポイント
「まちあるき」については、市民による「湊町さかた探検隊」を組織し、見どころの発掘や企画立案に協力いただいた。マップや資料の作成にあたっては、観光ガイドさんとルートを下見するとともに、ガイドさんの解説内容をテキスト化するなど、今後も活用できる貴重な資料を作成した。「まちあるき」ツアーを4回実施し、新たなルート開発にも成功した。
傘福、日本海と庄内平野の「食」については、仙台圏からのモニターツアーを企画し、誘客を試みた。特に、「食」に関しては、地元食材を活かした「フランス風郷土料理」を取り入れたツアーを企画した。
着地型旅行商品の実施主体の確立については、各事業が企画した内容をウェブサイトに掲載して情報発信につなげた。
今後の展開
「まちあるき」については、市民公募により組織した「湊町さかた探険隊」の強化を図り、また、行政や他団体と連携し、定着させていきたい。
傘福、日本海と庄内平野の「食」については、仙台圏からのモニターツアーで実施した企画の定番化を図るように働きかけ、さらに、地元食材を活かした「フランス風郷土料理」に注目し、魅力あるツアー商品を企画する。
着地型旅行商品の実施主体の確立については、今後も情報交換を図りながらサポートしていく。
活用した地域資源
傘福・日本海と庄内平野の「食」・湊町酒田の歴史・文化
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酒田商工会議所
〒998-8502山形県酒田市中町2-5-19
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