概要・活動内容
平成23年度、24年度と着地型観光開発に取り組むなかで、傘福をモチーフにした最中(もなか)を土産品菓子として開発してはどうかという意見が出た。「最中の皮(種)に傘福の図柄を施した複数個の最中を本物の傘福の細工物とともに菓子箱に納めればお客さんは喜ぶのではないか」。さっそく製作しようかという声もあるも、思いつきで取り組んでは失敗が目に見えている。そこで、「北前船交易で賑わった酒田」を象徴する山居倉庫、米、および傘福をモチーフとした土産品お菓子開発をテーマに各種マーケティングの調査・研究を行うこととした。
「北前船交易で賑わった酒田」、および「傘福」をモチーフとした土産品菓子開発の仕様書作成が本事業の目的である。
アピールポイント
地域資源に関する現状と土産物市場の環境についての分析を行った。その結果、地域および地域資源の現状を踏まえた商品開発の指針を策定できた。
商品コンセプト・ターゲットの設定に向けて、各種調査や関係者へのインタビュー、委員会でディスカッションを実施した。
土産物店に対してヒアリング調査を行い、流通サイドから見た「売れる商品」と「売りたい(売場に置きたい)商品」に関する情報を収集した。
消費者の志向についてのアンケート調査を実施し、消費者から見た「買いたい商品」の要素(価格、量目、パッケージ、訴求ポイントなど)を探った。
今後の展開
本事業で作成した商品仕様案をベースに試作品の開発に取り組むことで、魅力的な土産品お菓子の開発を目指す。定番の土産品お菓子がないと言われる当地の課題解決につながるのではないか。山居倉庫(米倉庫)および山王くらぶ(傘福常設展示施設)への観光客、県外へ酒田の土産品を持参する酒田市民など、幅広い層をターゲットにすることも期待される。酒田観光推進のコンセプトとベクトルを一つにして、効果的な役割を果たせることを目標にする。
活用した地域資源
「北前船交易で賑わった酒田」の歴史・文化(米、山居倉庫、北前船など)・傘福
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