このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

農商工連携事業の一環で産学連携した事業。燕では、ブランド力のある新潟の「米」のなかでも機能性が高い「黒米」を最も多く作っていた経緯もあり、「つばめ」の羽毛の色をイメージして農商工産学連携で商品を開発し、流通を含めて本年度調査研究を進めている。
食道具を作っている燕にはこれといった食の特産品がない。食に関わる業種には小規模事業者が多いため、以前から工業と商業をつなげられないか、その可能性を模索していた。売上アップに結びつくひとつのきっかけとして、ツールを提供することが地域活性化につながると考えた。
目的を達成するには農商工連携が適当であり、当所ではかねてから工業関係で産学連携が活発であるため、「食」においても商品開発に大学の力が必要と考え、産学連携とした。

アピールポイント

黒米には抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。カルシウムやカリウムなど機能性にも富んでおり、特に「紫宝」という品種は新潟県でしか栽培されない品種で甘さがある。しかし機能性は商品に謳えないので、どのような発信方法が考えられるかを模索中。
商品は現在、ヨーグルト、肉、菓子等の試作段階。ミニフライパンとパンケーキ等地元製品とのコラボ開発、およびシーンの提供を合わせて売り出していく予定。

今後の展開

機能性を商品に謳えないことが課題。地域の方々を巻き込み、行政経由で食の協議会での研修や給食に取り上げてもらい、保護者の方々に黒米の機能性を知ってもらう機会を作って、取り組みを理解してもらう計画。
食道具を作っている産地であることから、食×食道具を絡ませて地域情報を発信していきたいと考えており、県内バイヤーからもコラボの期待を寄せられている。話題性のある食イベントを開催し、情報発信して欲しいとの要望もあり、今後の取り組みを考え中。

活用した地域資源

米(黒米)

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燕商工会議所

〒959-1289新潟県燕市東太田6856

燕商工会議所のオススメ

  • 燕背脂ラーメン

    燕背脂ラーメン

    燕市は、江戸時代から和釘、キセルなど金属製品をてがけていた町。
    昭和30年代輸出用の金属洋食器の製造で工場はどこも忙しく夜遅くまで残業が続いた。
    その夕食として人気があったのがラーメンであった。その味は工場で働く人たちの要望により進化していく。
    汗をかき働く人にあわせたちょっと塩っぱめのスープに腹持ちのいい太い麺。太くても茹で上がりに時間がかからず伸びにくい麺に改良。
    ただ塩っぱいだけでは、と研究を重ね豚の背脂をスープに溶かした深い旨みのある新しいスープが生まれた。