概要・活動内容
農商工連携事業の一環で産学連携した事業。燕では、ブランド力のある新潟の「米」のなかでも機能性が高い「黒米」を最も多く作っていた経緯もあり、「つばめ」の羽毛の色をイメージして農商工産学連携で商品を開発し、流通を含めて本年度調査研究を進めている。
食道具を作っている燕にはこれといった食の特産品がない。食に関わる業種には小規模事業者が多いため、以前から工業と商業をつなげられないか、その可能性を模索していた。売上アップに結びつくひとつのきっかけとして、ツールを提供することが地域活性化につながると考えた。
目的を達成するには農商工連携が適当であり、当所ではかねてから工業関係で産学連携が活発であるため、「食」においても商品開発に大学の力が必要と考え、産学連携とした。
アピールポイント
黒米には抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。カルシウムやカリウムなど機能性にも富んでおり、特に「紫宝」という品種は新潟県でしか栽培されない品種で甘さがある。しかし機能性は商品に謳えないので、どのような発信方法が考えられるかを模索中。
商品は現在、ヨーグルト、肉、菓子等の試作段階。ミニフライパンとパンケーキ等地元製品とのコラボ開発、およびシーンの提供を合わせて売り出していく予定。
今後の展開
機能性を商品に謳えないことが課題。地域の方々を巻き込み、行政経由で食の協議会での研修や給食に取り上げてもらい、保護者の方々に黒米の機能性を知ってもらう機会を作って、取り組みを理解してもらう計画。
食道具を作っている産地であることから、食×食道具を絡ませて地域情報を発信していきたいと考えており、県内バイヤーからもコラボの期待を寄せられている。話題性のある食イベントを開催し、情報発信して欲しいとの要望もあり、今後の取り組みを考え中。
活用した地域資源
米(黒米)
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燕商工会議所
〒959-1289新潟県燕市東太田6856
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