概要・活動内容
平成27年3月に予定されている北陸新幹線金沢開業に向け、能登七尾の食資源であり、全国一の漁獲量(年間100トン)を誇る「能登ふぐ」を七尾の食ブランドとしてアピールしていくための基礎調査を実施。
調査研究にあたっては、「能登ふぐ事業協同組合」が実施している能登ふぐPR事業と連携し、首都圏をはじめ、北陸信越地域における認知度をリサーチして、交流人口の拡大をビジネスチャンスとしていかにつなげていくかを検討。特に、「ふぐ」という食材が能登の新たな食資源として今後確立できるのかを本事業で検証した。
アピールポイント
「ふぐ」という食材は、能登地域ではあまり消費されてこなかった。しかし、その漁獲量は全国一。天然とらふぐも獲れるが、そのほとんどは関西、下関などの西日本に流通し、各々の地域でブランド化されるというのが現実だった。
北陸新幹線金沢開業で石川県への関心が高まるなか、高級なイメージである「天然ふぐ」料理が能登七尾でリーズナブルに食べられるということを今後アピールしていくための調査事業という位置づけとした。
能登ふぐ事業協同組合の組合員から、連携して七尾のふぐを全国に情報発信していきたいとの要望があった。民間の意欲ある取り組みを当所としても全面的に支援していく。
今後の展開
今年度の調査研究事業により、首都圏および北陸信越地域の消費者へのモニター調査と分析を行うことで、北陸新幹線金沢開業および能登七尾の知名度を調査し、「能登ふぐ」への関心度を計ることができる。
この基礎調査を基に消費者がどういう食を求めているのかを検証し、「能登ふぐ」を食材としたメニュー開発を行う。旅行ツアーに「能登ふぐ」を盛り込んだり、観光土産品開発にもつなげていきたい。
活用した地域資源
能登近海で獲れる「能登ふぐ」(漁獲量日本一)
メディア掲載事例・受賞履歴
北陸新幹線金沢開業に向けてという切り口で、今年度の地域力活用新事業全国展開支援事業の実施について記事掲載。(北國新聞・平成25年10月)
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