概要・活動内容
平成23年6月、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を、いかに観光に結び付けるかについて検討するなか、芸術での誘客を目的とする団体「珠洲市芸術文化協会」が発足。他地域との差別化を図るためにも、芸術の視点から里山里海を表現する新しい方法を模索していった。
「能登の里山里海」に新たな視点として「芸術」を取り入れた創作物を巡り、体験し、味わう観光ツアーの形にするために、「優れた里山景観」や「文化・祭礼」を中心に日本の原風景とも言える能登の観光スポットのほか、能登独自の文化である「アエノコト」や「キリコ祭り」など、観光資源と成り得る素材の洗い出し調査を昨年度に実施した。
本年度は、「アートツーリズム」と言われる、スケッチや俳句などを盛り込んだ具体的なモデルツアーを実施し、新たな誘客策を検討する。
アピールポイント
これまで海外を中心にスケッチツアーを企画していた旅行代理店に、珠洲2泊3日のモデルコースを提案。海外まで行かなくても、日本にもまだまだ素晴らしい景観が残っている事をアピールするとともに、本来であれば海外へ流出するはずであった観光収入をつなぎ止める。
また、趣味のために海外へ行くセレブな参加者をターゲットとすることで一人あたりの客単価も大きくでき、宿泊地など1ランク上の上質なサービスの提供が可能、経済効果も期待できる。
参加者からの評判も良く、来年も実施することが決定した。
今後の展開
「スケッチ」「俳句」「写真」など、様々なジャンルへ向けて、四季のモデルコースとして4コース以上を選定して、年間を通じた誘客策になるよう検討して行きたい。
ただ、事業の柱である「芸術」に関する事業が同時進行のため、芸術祭開催事業が進まないとアートツーリズム単独事業だけでは話題性に欠けるのではないかと懸念される。
活用した地域資源
能登の里山里海・アエノコト・キリコ祭り
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