概要・活動内容
新潟県との県境である峠の街道沿いに位置する飯山市富倉地方には、幻のそばといわれる「富倉そば」と、戦国時代の野戦食「謙信笹ずし」といった、この地方に伝わる郷土料理がある。しかし、どちらも手間暇がかかる料理であり、集落の高齢化や担い手不足からそれらの伝承存続の危機に瀕している。
本事業はこの2つの郷土食の魅力を地域資源とし、「峠の合戦食」というテーマに沿った食のブランド構築を目指すことを目的としている。
平成27年春の北陸新幹線飯山駅開業に向け、ニーズの高まりが期待されているお土産やお弁当での活用、飯山駅を拠点とした広域観光プランの提案、歩く旅での活用などを検討し、地域全体の経済活動の底上げを図る。
アピールポイント
謙信笹ずしについては、食べるシーンの提案(勝負メシ)や土産用パッケージ、魅力を伝えるツール(ウェブサイト/パンフレット)の制作を重点に行った。特に、上杉謙信が負け知らずの武将として有名であることから、大切な試験前の食事としての提案はマスコミ等に取り上げられるなど好評だった。
富倉そばについては、観光プランの活用で検討。北陸新幹線飯山駅を拠点とし、近隣のそば処を巡る広域観光プランや市内そば店を巡るクーポン事業などを検討。モニターツアーの実施で反省点を今後に活かす。
富倉そばは製法に特徴があり差別化できる商品である。また、首都圏など都市部でも提供している飲食店が数店あることから、イベント等を通じて全国展開を図っていく予定。
今後の展開
謙信笹ずしは事業所主体で運営する「協議会」を設立し、その中で共同PR事業などを行っていく予定。市内で販売店舗を構えて営業する事業所が少ないことから、空き店舗利用や起業支援も併せて行いたい。
富倉そばは、特別な製法であることから、後継者育成を目標に「そば打ち教室」などを実施し、伝承を守るための事業も考えていく。
活用した地域資源
飯山市富倉地方に伝わる笹ずし(謙信笹ずしとネーミングした)・飯山市富倉地方に伝わる手打ちそば「富倉そば」
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飯山商工会議所
〒389-2253長野県飯山市大字飯山2239-1
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