このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

一宮商工会議所が創立90周年を迎えた平成23年、「未来の一宮想像プランコンテスト」を開催し、「繊維の町からコスチュームタウンへ」が最優秀賞に選ばれた。近年、市民権を得つつある仮装の文化に着目し、コスチューム衣装の製作支援や発表の場を設け、繊維の町である一宮市を全国にPRすることをこのプロジェクトの目的に掲げている。
市内最大の観光イベントである「一宮七夕まつり」にてコスプレステージとパレードを開催。多くのコスプレ愛好家が来場して会場を賑わせ、一宮市にコスプレの風土を定着させた。さらに、一宮市出身の著名な漫画家である「種村有菜」先生とタイアップし、作品中に出てくるキャラクターの衣装を尾州の生地を使い製作。ステージ上でお披露目するとともに、一般公募による写真撮影会を実施。

一宮七夕まつりコスプレパレードにゲスト出演した大村愛知県知事 一宮七夕まつりコスプレパレードにゲスト出演した大村愛知県知事
七夕まつりコスプレステージで挨拶をする森前会頭 七夕まつりコスプレステージで挨拶をする森前会頭

アピールポイント

各種メディアと連携してイベントを開催することで、ハイクオリティなコスプレ衣装を、一般の来場客やコスプレ愛好家に披露でき、日本のサブカルチャーが文化的価値の高いものであることを認識することとなった。
衣装の製作にあたっては、地元の著名な漫画家とタイアップしたことや、地域資源の一つである「尾州の生地」を使用して衣装を製作したことで、一宮市が持つ技術力の高さを示すことができた。
またすでに全国的に知名度が高い、一宮市の地域資源である「一宮モーニング」と連携して実施したことで、シナジー効果が生まれた。
様々なイベントを通じて多くのメディアが本プロジェクトを取り上げた結果、全国に情報を発信することができた。

今後の展開

「一宮コスプレパレード」が地域資源として認定されたことで、観光商品の一つとして一宮市独自の内容で継続開催を予定している。さらには、コスプレイヤーを対象としたバスツアーや市内散策イベント等を開催し、一宮市の旧所・名跡をコスプレイヤーに開放して新たな魅力を再発見してもらう。さらに相乗効果を狙うために「一宮モーニング」との連携を図る。次に、一宮市の衣装製作に関する技術を教えるセミナーを開催し、コスプレイヤーの衣装製作支援を行う。
ただし、尾州の毛織物は仮装衣装製作には向かない生地であるため、生地の提供方法や支援方法については今後の課題であり、ニーズの深掘りを行う必要がある。

活用した地域資源

尾州の毛織物・おりもの感謝祭(一宮七夕まつり)・一宮コスプレパレード

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一宮商工会議所

〒491-0858愛知県一宮市栄4-6-8

一宮商工会議所のオススメ

  • 織物感謝祭一宮七夕まつり

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    昭和31年に始まった一宮七夕まつりは、今では市民の夏の最大のイベントとして根をおろし、その飾り付けの豪華絢爛さは、仙台・平塚の七夕まつりとならび日本三大七夕まつりの一つとして称賛されるほど。毎年130万人を超える人出で賑わう。

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    高さ138mの美しい2つのアーチを持つ展望タワー「ツインアーチ138」、約4,000株の四季咲きのバラが植えられる「バラ園」、コスモスなど、季節ごとに花が美しい「花畑」「花の迷路」「花の小径」などがある。開放感いっぱいの大芝生広場や思いっきり遊べるイベント広場、子どもたちに大人気のフワフワドーム・大型木製複合遊具などもあり、色々な楽しみ方ができる。

  • 真清田神社

    真清田神社

    尾張総鎮守の神である天火明命(あめのほあかりのみこと)を祀る神社で、尾張国一之宮として2,600有年余の歴史を誇る。4月3日の例祭桃花祭をはじめ、一宮七夕まつりや舞楽神事には多くの参拝者が訪れる。また、境内の宝物館には国の重要文化財である舞楽面をはじめ、数々の御神宝が展示されている。