概要・活動内容
一宮商工会議所が創立90周年を迎えた平成23年、「未来の一宮想像プランコンテスト」を開催し、「繊維の町からコスチュームタウンへ」が最優秀賞に選ばれた。近年、市民権を得つつある仮装の文化に着目し、コスチューム衣装の製作支援や発表の場を設け、繊維の町である一宮市を全国にPRすることをこのプロジェクトの目的に掲げている。
市内最大の観光イベントである「一宮七夕まつり」にてコスプレステージとパレードを開催。多くのコスプレ愛好家が来場して会場を賑わせ、一宮市にコスプレの風土を定着させた。さらに、一宮市出身の著名な漫画家である「種村有菜」先生とタイアップし、作品中に出てくるキャラクターの衣装を尾州の生地を使い製作。ステージ上でお披露目するとともに、一般公募による写真撮影会を実施。
アピールポイント
各種メディアと連携してイベントを開催することで、ハイクオリティなコスプレ衣装を、一般の来場客やコスプレ愛好家に披露でき、日本のサブカルチャーが文化的価値の高いものであることを認識することとなった。
衣装の製作にあたっては、地元の著名な漫画家とタイアップしたことや、地域資源の一つである「尾州の生地」を使用して衣装を製作したことで、一宮市が持つ技術力の高さを示すことができた。
またすでに全国的に知名度が高い、一宮市の地域資源である「一宮モーニング」と連携して実施したことで、シナジー効果が生まれた。
様々なイベントを通じて多くのメディアが本プロジェクトを取り上げた結果、全国に情報を発信することができた。
今後の展開
「一宮コスプレパレード」が地域資源として認定されたことで、観光商品の一つとして一宮市独自の内容で継続開催を予定している。さらには、コスプレイヤーを対象としたバスツアーや市内散策イベント等を開催し、一宮市の旧所・名跡をコスプレイヤーに開放して新たな魅力を再発見してもらう。さらに相乗効果を狙うために「一宮モーニング」との連携を図る。次に、一宮市の衣装製作に関する技術を教えるセミナーを開催し、コスプレイヤーの衣装製作支援を行う。
ただし、尾州の毛織物は仮装衣装製作には向かない生地であるため、生地の提供方法や支援方法については今後の課題であり、ニーズの深掘りを行う必要がある。
活用した地域資源
尾州の毛織物・おりもの感謝祭(一宮七夕まつり)・一宮コスプレパレード
メディア掲載事例・受賞履歴
- 平成25年4月6日中部経済新聞朝刊(コスチュームタウン構想:総合面)
- 平成25年4月25日中部経済新聞朝刊(モーニング、コスチューム、食ブランド)
- 平成25年5月17日中日新聞朝刊(コスチュームタウン構想)
- 平成25年 5月17日中部経済新聞朝刊(コスチュームタウン構想)
など地元紙、専門紙を中心に掲載された。
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一宮商工会議所
〒491-0858愛知県一宮市栄4-6-8
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