概要・活動内容
平成25年の遷宮後に予想される観光客の落ち込みを緩やかな減少に留めるための施策として、伊勢神宮125社のうち、外宮・内宮間にある観光資源を物語などでつなぐ周遊コースを設定する。いまだ知名度の低い125社であるが、本コースを突破口としてコンセプトに合った観光商品開発を行い、新たな魅力を創出して総合的な観光戦略を進める。
内宮や天照大御神に比べて、知名度の低い別宮（倭姫宮・月読宮･月夜見宮）にまつわる神話・物語に焦点を合わせて、観光ガイドと歴史ウォーク（周遊）を組み込んだ、歴史・文化に基づく物語性のある着地型旅行商品の開発を行う。さらには、観光客が内宮・外宮に集中していることで限定的となっている伊勢市内の経済効果を、中心市街地や周辺地域へ広げることを目標とする。
モニターウォークパンフレット
アピールポイント
当地域には観光ガイドと歴史ウォーク（周遊）を同時に楽しめる企画がないことが、外宮・内宮中心の観光地となっている要因でもある。実施にあたりキーとなる人材（観光ガイド）には、平成18年度から当所で取り組んでいる有料観光ガイド事業「お伊勢さん観光案内人」の実績やノウハウを活かしていく。平成24年度に実施した調査事業をもとに企画し、モニターツアーとして実施することで企画内容のブラッシュアップを行う。
また、「お伊勢さん観光案内人」による宿泊先への出前講座を実施し、基礎知識を紹介することで興味・関心を持つきっかけにつなげる。
今後の展開
外宮、内宮の魅力だけに頼った観光地であった場合、通過型の観光地に甘んじてしまい、遷宮後にはどうしても観光客の落ち込みが見込まれる。そのために、外宮・内宮以外の魅力を高めて興味・関心を喚起することで、高付加価値な旅行を提案する。滞在時間の延伸が図れる首都圏をメインターゲットに据えて、宿泊型で付加価値の高い着地型旅行商品として安価で気軽に参加できるテーマ旅行などを造成したい。
豊富なバリエーションをつくることで、観光客による経済効果が中心市街地から周辺に広がっていく観光地を目指す。
いせびとニュース 遷宮記念号
活用した地域資源
倭姫宮（倭姫命）・月読宮・月夜見宮・猿田彦神社・外宮・内宮・二見興玉神社
メディア掲載事例・受賞履歴
平成25年11月1日号 読売新聞に掲載。
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伊勢商工会議所
〒516-0037三重県伊勢市岩渕１－７－１７
伊勢商工会議所のオススメ
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外宮奉納・奉納市
伊勢神宮：外宮は食の神様であることから、食に携わる全国の生産者が丹精込めて作った商品を外宮に奉納することで、奉納商品の付加価値を高めるとともに、中心市街地の活性化を図る事業。全国の商工会議所を通じて伊勢商工会議所から発信している。