概要・活動内容
高速道路の延伸による観光客の増加は予想されるが、他の有名観光地に比べると年間の観光客数は桁違いに少ない。新たな特産品を開発して発信し注目を浴びれば、観光客の増大が見込める。
熊野市の伝統産業、漁業の特産物さんまや、未利用魚を原材料として新商品を開発する。熊野地域ならではのブランド価値を創造し、幅広い経済活動の波及と地域活性化につなげる一環として、2次、3次産業者、若手経営者を巻き込む。
昨年度に引き続き、改善点の余地がある試作品の改良を進めるとともに、パッケージやチラシの作成、全国に発信するためのウェブサイト制作、市内の各イベントでの市場調査、展示会への出展でバイヤーや幅広い客層の意見の聴取などを実施。作業部会でブラッシュアップして、商品の市場性を検討する。
今後の展開
昨年調査事業で取り組んでおり、試作品の作成・改良・調査を繰り返している。年明けに展示会への出展を予定しており、その調査結果をもとに試作品をブラッシュアップして商品の完成を目指している。今年度でプロジェクトは終了予定。
平成26年3月以降は、地元をはじめ、事業者の独自ルートや専門家のアドバイスを参考に販売し、熊野大花火大会(平成26年8月予定)では販売数1万個以上を目指す。

活用した地域資源
さんま・カツオ・熊野大花火大会・七里御浜・鬼ヶ城・熊野灘
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熊野商工会議所
〒519-4323三重県熊野市木本町171
熊野商工会議所のオススメ
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熊野大花火大会
鬼ヶ城、熊野灘海上から打ち上げられる花火大会で、約18万人が訪れる。歴史は古く300余年続く花火大会。盆の初精霊供養のために行われたのが始まり。毎年8月17日に開催され、1万発の花火が打ち上げられ、三尺玉の海上自爆、鬼ヶ城の岩場や、洞窟を利用して行う鬼ヶ城大仕掛けがある。
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名勝 鬼ヶ城
木本町にある世界遺産、吉野熊野国立公園。熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が並び、熊野灘に面して約1km続いている。東口から山頂へ通じるハイキングコースには桜が植えられており、春には4種類の桜が次から次へと開花して長期間花見が楽しめる。ハイキングコースからは熊野古道松本峠にもつながる。
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花の窟神社(ハナノイワジンジャ)
有馬町にある世界遺産の一つ。日本書紀に、伊弉弥(イザナミ)が迦具土神(カグツチ)の出産時に命を落としてしまい、花の窟に埋葬されたことが記されている。古来より近隣の住人達が季節の花を供えて祀ったことから名前の由来になっている。
毎年2月2日と10月2日に例祭が行われ、ご神体である高さ約45mの巨岩に長さ約170mの縄をかける御綱かけ神事が行われる。三重県無形民俗文化財に指定されており、多くの参拝者で賑わう。