創造的文化産業のコラボレーションによる新商品等開発のための調査研究

企業間コラボを積極支援。新たなビジネスモデルの構築へ

京都府京都商工会議所

DATA

京都商工会議所

〒600-8565

京都府京都市下京区四条通室町東入京都経済センター7階

概要・活動内容

京都商工会議所では、グローバルな企業間競争を生き残るため、従来の商品・サービスのあり方を見つめ直し、自社独自の強み（技術力・ノウハウ・人脈等）や、地域の特徴（伝統工芸・匠の技・文化・芸術・大学等）を活かした新しいビジネスモデルを「知恵産業」という名称で推進している。そのなかでも地域の独自性や強みを活かし、付加価値の高い商品・サービスを展開する企業群を創造的文化産業（クリエイティブ産業）企業とし、次代の京都産業の担い手と期待している。
本事業では、これら企業群のコラボレーションの可能性を調査するとともに企業間のコラボレーションを促進し、さらなる付加価値の高い商品開発による市場開拓を目的としている。

アピールポイント

中小企業間におけるコラボレーションは、商品発表前まで水面下で行われることが多く、メディアでの露出も少ない。本商工会議所ではクリエイティブ産業群の企業にコラボレーションの意向調査を実施し、その結果を受けて数社のマッチングを行い、現在、コラボレーション事例が進行している。また、複数企業にヒアリングすると、アンケート調査では回答がないものの具体的な事例を相談される機会が多く、潜在的な企業ニーズをマッチングする京都商工会議所の役割は、極めて重要であると考えている。さらに、開発されたコラボレーション商品のメディアへの露出についても支援を行っている。

今後の展開

今年度は、京都の創造的文化産業（クリエイティブ産業）企業を複数調査し、これらの企業に共通する特徴やコラボレーションの可能性を検討するとともに、モデルケースとしてマッチングを行い、これら企業間の商品・サービス開発を伴走支援する。
次年度以降は未定ながら、調査研究事業で培ったノウハウをもとに、企業間のコラボレーションの更なる促進を行うべく、支援スキームの開発、交流会の開催や展示会出展可能性を模索する。
また、新しい産業観光を提案するクリエイティブツーリズムの実施を予定している。