札幌版オプショナルツアーの構築事業

概要・活動内容

体験観光の推進を図る

札幌の観光は歴史的建造物などを見学する「見る観光」と、寿司やラーメンなどを楽しむ「食べる観光」が主流となっているが、本プロジェクトでは、札幌市内にいながら自然を直接感じる事ができる数多くの体験施設を活用した。「体験する観光」を推進する事によってさらなる誘客を図り、アクティブ志向の新規観光客の獲得や滞在日数の増加を目的に、今年度は、①オプショナルツアー先進地への視察、②札幌市内のホテルにて、直接観光客に対して観光目的やアクティビティ認知度をヒアリング、③市内中心部から体験施設までの定額タクシー運賃での運行可能調査、④ツアーガイドの人材育成を行い、今後の体験観光に向けての可能性や観光客受け入れ体制の強化を検討した。

アピールポイント

在住者だから知る温かみのある情報を提供

札幌市内のホテルと観光案内所を訪ね、ホテルのフロントや観光案内窓口のスタッフに、札幌や近郊のアクティビティに関する観光情報を質問し、受け答えや案内がスムーズにできているかどうかの覆面調査を行い、現状の観光客に対するおもてなしを調査した。結果として、質問に対する対応として、およそインターネットやスマートフォンで検索した情報を提供しており、案内をしている人自身の意見や情報が少なかった。今後は札幌在住だからこそ知っている温かみのある情報を観光客に提供する必要がある事を痛感した。

今後の展開

「札幌で体験観光」というイメージが、定着していない事や札幌市内でできる体験観光の認知度が低い事から、他業種との連携を強化し、体験観光と宿泊、交通をセットにした、札幌オプショナルツアープログラムを構築。そのプログラム内容が分かる告知パンフレットやWebを制作し、モニターツアーを行うことで、アンケート集計を基に問題点や改善点を探るほか、ツーリズムEXPOジャパンに出展し、札幌オプショナルツアーの認知度アップを図りたい。