概要・活動内容
徹底した調査を実施
毎年2月下旬から4月上旬に開催している傘福展示に来場する観光客に、土産品として購入してもらえるような菓子の開発に取り組んだ。平成25年度に実施した調査研究事業で明らかになったターゲットや使途などをもとに、レシピコンセプトを設計。商品コンセプトに応じた商品名およびロゴ、パッケージデザインを選定した。
酒田市内で開催された「さかた産業フェア」でモニター調査を行ったほか、2月に都内で開催されたギフトショー「feel NIPPON春2015」に出展し、各流通のバイヤーへ向けた商品のPRと販路開拓に努めた。
アピールポイント
女性の視点の鮮やかな飴に注目が集まる
既存の競合商品を上回る魅力を訴求できるという前提で、1,000円以下の値付けを目指して、コストを考慮して開発。商品ロゴとパッケージデザインは、高級感を感じさせるデザインを取り入れた。傘福の色鮮やかな飾り物を表現するため、飴を用いて鮮やかさを表現している。
さかた産業フェアでは600名を超える方々からモニター調査に協力してもらった。2月に開催されたギフトショー「feel NIPPON春2015」にも出展し、可愛らしいパッケージや飴の絵柄に注目が集まり、多くのバイヤーと情報交換することができた。
今後の展開
国登録有形文化財で、酒田市の観光拠点である旧料亭「山王くらぶ」は、人形作家・辻村寿三郎氏作の創作人形「さかた雛あそび」をはじめ、地元の女性に長く伝わってきた吊し飾り、傘福の展示・製作体験もできる施設である。特に傘福は全国三大吊し飾りとして内外から評価を受けるまでになっており、春の雛街道イベントには全国から多数の観光客が訪れている。これら観光客の多くは女性であり、また、このような歴史・文化に興味を持ってもらえる年齢層をターゲットとする。さらには、傘福など酒田の歴史文化を他地域に広め、PR効果を高める主役となり得る酒田市民もターゲットとし、遠方への土産品として持参できる商品を目指す。
活用した地域資源
日本三大つるし飾り「傘福」
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