概要・活動内容
燕ブランド飛躍の4アイテムを開発
燕市の経済は自動車部品やパソコン部品、モバイル機器、機械など、部品のサプライヤーが支えている。大手自動車メーカーや工作機械メーカー、半導体製造装置メーカーなどの生産拠点が海外へ移っており、小規模事業者は、売上の激減に喘いでいる。技術を持っているが作るものが無い状況を打破するために、サプライヤーが自社商品を開発し、「燕」ブランドとともに展開した。
ヒットメーカーであるデザイン会社のアッシュコンセプトとモノづくりの燕がコラボレーションし、氷無しでワインやシャンペンの温度をクールにキープする「クールキーパー」など4つの商品を開発。いずれも燕の技術をちりばめた他には無い機能とデザイン性を備えており、今までありそうでなかった商品となっている。
アピールポイント
長年の構想が形に、そして販路確定へ
燕の企業が持っている要素技術を最大に引き出したプロダクツをデザイナーと参画事業者、同所で調査して考えた末に商品が生まれた。それぞれの商品もほぼ販路が決まっている。
各商品の工夫点として、「クールキーパー」は保冷剤を封入したアルミ製ディスクを付属。ディスクを冷凍後、本体の底にセットすることで、3〜4時間冷えた状態をキープすることが可能。「フードコンテナー」は蓋の部分が回転式。高い密閉性を誇り、中に入れたコーヒーなどを湿気から守ることができる。「スタッキングマグ」はハンドル付にも関わらず、スタッキングし、食器棚の中でもかさばらないのが魅力。薄板で成形したミントケースは、極限まで薄く軽く、ポケット内でもかさばらないサイズに仕上げている。
今後の展開
2015年6月のインテリアライフスタイルで再度展示して、商品としてデビュー予定。まず国内で販売し、海外の見本市出展や輸出も視野に入れたいと考えている。また、クールキーパーに関しては、レストランからの引き合いもあり、今後業務用の販路も確保する見込み。その他、商品アイテムも徐々に増やしていきたい。
活用した地域資源
燕市のサプライヤーの持つ金属プレス技術/プラスチック成型技術/絞り/接合/表面処理などの技術/製函/印刷などの周辺技術
メディア掲載事例・受賞履歴
平成26年度ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクールにおいて、クールキーパーが「協会会長賞」を受賞。
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燕商工会議所
〒959-1289新潟県燕市東太田6856
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