概要・活動内容
独自の食文化から特産品を生み出したい
下諏訪では地域食として保存文化(漬物や乾物・寒天)や醸造文化(酒・味噌・醤油)、食肉文化(馬肉・鹿肉・猪肉等)、食虫文化(蜂の子・イナゴ・さなぎ等)など食材が豊富ということもあり多種多様の料理が食されているが、地域で採れる食材の減少と人口の減少などにより、食文化の継承自体にも危険信号が灯っている。そのような中でも食文化を継承し、地域の経済発展につながるような取り組みのきっかけとして、主に食を活用した特産品開発を目指す。新たな技術(フリーズドライ製法など)の活用も視野に入れながら、特色ある「土産品」や「特産品」の開発へ結び付けたいとの思いから本事業の実施を決めた。
アピールポイント
ヒアリングから昆虫食の可能性を見出す
本年度は調査事業のため具体的な商品は提案できていない状態。ヒアリング調査から様々な食材に対する課題と今後の方向性、可能性が見えてきた。昆虫食については虫のそのままの形が残っていると食べにくく、若年層ほど食べる意欲を持てないという調査結果がある。しかし、国連食糧農業機関の報告では昆虫の持つ栄養素のポテンシャルの高さを指摘する一文もあり、加工食品としての利用ができないか検討している。また、全国的にも数少ない馬肉文化を有することから馬肉を使った特産品開発へと結びつけたい。多彩な食文化も考慮しつつ検討している。
今後の展開
今後の取り組みとしては、栄養専門学校と連携しながら新たな商品開発を実施。
食虫文化を活用した商品開発ではイメージと見た目に注意しながら栄養素などの面をPRできるような工夫を検討。馬肉や鹿肉の活用では新しい食べ方や今までの食べ方へ一工夫の提案などができるように飲食店組合との連携を図る。また、醸造文化では酒や味噌などと地域食材とのコラボによる新商品開発に取り組み、食文化の継承と新たな土産品としての提案などに繋げていきたい。
活用した地域資源
地域に残る食文化/馬肉/鹿肉/猪肉/蜂の子/イナゴ/さなぎ/醸造文化(酒・味噌・醤油)
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
下諏訪商工会議所
〒393-0087長野県諏訪郡下諏訪町4611
下諏訪商工会議所のオススメ
-
旅館で食べる馬刺しや馬肉のすき焼き
-
万治の石仏
-
国定公園八島ヶ原湿原