概要・活動内容
独自の資源を再発見
千曲市に古くから伝わる郷土料理の普及や、杏などの地域産品を活用した、新たな「食」の開発に取り組むための調査研究を行った。また、「食」を歴史的遺産などの恵まれた地域資源と結び付け、多くの観光客を呼び込める「観光資源としてのブランディング化」を図るための調査研究を行った。
千曲市には杏を中心とした果実類、郷土料理「おとうじ」、ユメセイキ(小麦粉)など、この地域独自の資源がある。また、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された「稲荷山」、古来よりの大社「武水別神社」、長野県屈指のいで湯「戸倉上山田温泉」、約20万人の来場がある「あんずまつり」など、観光開発のポイントとなる歴史ある資源が明確になった。
アピールポイント
客観的意見を得て今後につなぐ
千曲市を客観的に俯瞰して調査する必要性を感じ、東京でのアンケート調査を実施。また、小田原・箱根で先進地調査を行い、地域資源を活用した観光の好事例を学んだ。
次年度以降に向けての構想については、計4回の委員会などで様々な意見交換を行った。特に、これまであまり関わりのなかった飲食業関係の小規模事業者が委員会に参加したことは、商工会議所としても地域としても、大きな成果であった。今回の調査研究事業の実施がなければ、実現しなかった。
今後の展開
杏を使った飲食メニューのさらなる改良や、地元の鉄道会社、バス会社、タクシー会社と連携し、名所とまつり、そして千曲の料理を組み合わせた総合的なツアーの開発を行いたい。
次年度以降は、長野新幹線の金沢延伸、善光寺御開帳など長野県全体が盛り上がるイベントが目白押しであり、大きな期待が持てる。また、しなの鉄道では戦国武将「真田信繁」に因んだ列車「ろくもん」の運行を行っており、豪華列車とコラボレーションした旅の開発も展望としてある。毎年4月に開催される「あんずまつり」の観光入込客数増加を目指すほか、市内高校生との連携やアイディア募集も検討している。
活用した地域資源
杏を中心とした地域資源/旧街道蔵のまち/さらしな姨捨名月(おばすてめいげつ)の里エリア/屋代駅周辺エリア/あんずの里エリア/戸倉上山田温泉エリア
このプロジェクトの商工会議所はこちらです
千曲商工会議所
〒387-0011長野県千曲市杭瀬下3丁目9番地
千曲商工会議所のオススメ
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あんずの里
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稲荷山宿
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戸倉上山田温泉