概要・活動内容
まちなかに根ざす「文化」を伝えていく
平成25年6月、富士山は世界文化遺産となり、観光客総数は増えているものの、地域の観光やその他産業への影響は、まだあまり現れていないのが現状である。
富士山登山には限界があり、環境保全への危惧も指摘される。一方、富士山は世界「文化」遺産であり、富士山の恵みや水を活かした様々な文化が、人々が長らく暮らしてきた富士吉田の「まちなか」に根ざしている。富士山の「文化遺産」としての価値を伝え得る、まちなかでの戦略的な観光を展開し、世界文化遺産を守りつつ、無理なく効果的な地域振興を行うことが求められている。人々の行動や認識に関わるエビデンスデータを整えたうえで、文化遺産と産業振興の相乗効果を生み出す、包括的な観光戦略策定を行い、地域力のさらなる向上と地域産業の活性化を目指す。
アピールポイント
観光客のまち中の取り込みが課題
当地の周辺には観光客が多く訪れているのは間違いなく、それをまち中まで引き込もうとする取り組みにより、事業者の意識が変化し、積極的な姿勢を持つようになった。観光事業者や商店街のメンバーが一体となり、取り組みを議論することができた。
改めて地域資源を見つめ直すことができ、また、調査結果や委員会での議論を通して、新たな観光資源や意外なデータに触れ、感覚的でない客観的事実を事業者が持ったことの意味は大きいと考える。
今後の展開
今後は、本年度の調査結果を踏まえ、委員会において議論され、発案されたアクションプランを実行・検証していく。
実際にモデルツアーを作成し、どこに行ったら良いか分からない観光客に対して、案内ができるようなツールを作成していく。
具体的に時間軸を考慮し、朝に富士山がきれいに見える新倉浅間公園の散策や、夜には都会に比べ何倍もきれいに星を富士山と楽しめるプランなどを構築していきたい。
活用した地域資源
富士山「まちなか」文化遺産
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富士吉田商工会議所
〒403-0004山梨県富士吉田市下吉田7-27-29
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新倉浅間公園
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北口本宮冨士浅間神社