概要・活動内容
斬新な美濃焼の形で全国にアピール
美濃焼の産地、美濃。国内最大の陶磁器生産規模と優れた技術を保持してきたが、製品が多様であるがゆえに、分かり易い「顔」を持てずにきた。そんな美濃焼の魅力を多くの人に伝えるため、象徴的な製品づくりのテーマとして選んだのが、老若男女から好まれ、いまや「国民食」とも言える “ラーメン” の器、「ラーメンどんぶり」である。
建築家や現代美術作家、インテリアデザイナー、ファッションデザイナーといった異分野のクリエイター陣とのコラボレーションにより、これまでにないユニークなデザインのラーメンどんぶりとレンゲの試作品(25組)を製作。東京・銀座の松屋銀座デザインギャラリーにて「美濃のラーメンどんぶり展」を盛大に開催した。
アピールポイント
展示するのは新世代の焼き物
(1) 日本デザインコミッティーとの協働、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏の企画・監修により、横尾忠則氏や皆川明氏といったそうそうたるクリエイター陣とのコラボレーションが実現。多くのメディアに取り上げられて話題となり、「美濃のラーメンどんぶり展」の来場者数は10,000人を突破するなど、大きな反響を呼んだ。
(2) 「器の科学」と題して、開発した美濃のラーメンどんぶりの形状の違いが味わいに与える影響について、京都大学にて専門家と共同で、科学的検証(裏づけ調査)を行った。
今後の展開
(1) 平成27年春頃を目処に、開発した25種類の試作品の商品化を予定している。ラーメンどんぶりとレンゲのセット販売で、日本デザインコミッティーのWebサイト・オンラインショップページにて取り扱う予定。
(2) 「美濃のラーメンどんぶり展」を1つの観光コンテンツとして、産地各地で開催される陶磁器イベント(陶器まつり等)に出展する予定。
(3) 今回のラーメンどんぶり製作でコラボした料理研究家・土井善晴氏の監修のもと、オリジナル「美濃ラーメン」を製作中。美濃のラーメンどんぶりで「美濃ラーメン」を食べる観光の開発を目指す。
活用した地域資源
美濃焼
メディア掲載事例・受賞履歴
- 中日新聞(1月11日朝刊)
- 中日新聞(1月16日夕刊)
- 岐阜新聞(1月19日)
- 朝日新聞デジタル
- 銀座経済新聞
- その他 インターネット上で多数掲載 ※「美濃のラーメンどんぶり展」で検索
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