概要・活動内容
食の機能性を調査、観光との融合へ
「和食」の世界遺産登録、全国菓子博伊勢大会2017開催が決定。観光地魅力度の向上と「御食国」地域資源活用を図るため、食材の機能性(女性の関心が高い美と健康)を重視したワンハンド和食とスイーツの開発に活用する地域資源の特性調査とその資源の魅力を最高に発揮する活用法を調査。ターゲットを「いくつになっても輝きつづける女性」として、鳥羽で採れる「きりぼし(キンコ芋)」、「海藻」を活用し、食品成分が体にもたらす機能性について食品分析を実施。また、やまとたちばなの花から蜂蜜を採取するための可能性実験を行った。併せて、鳥羽湾を眺めることができる市内各所にスポットにあて、各地の個性をストーリーで結び、「普段着の海 鳥羽」を巡る、新しい観光商品創出のための調査を行った。
アピールポイント
サツマイモから美と健康を
スイーツ商品の素材となる鳥羽市産サツマイモの機能成分分析を行った結果、高い抗酸化力を持ち、美容・皮膚老化予防に関与する一重項酸素の値が通常のサツマイモより鳥羽の干し芋には3倍効果があることが分かった。また、鳥羽市内で採れる海藻類の成分分析では、高血圧を予防する効果やガン抑制、老化予防効果があるとされるアルギン酸、フコキサンチンが多く含まれていることが分った。美と健康などへ関心を持つお客様やお菓子を敬遠していた人にも積極的に食べていただける素材を使った機能性の高い商品開発していくための分析結果を得た。また、蜂蜜可能性調査において、採取できる可能性が高いことが分り次年度において実現できることを期待している。
今後の展開
スイーツに関しては取り上げられることが少なかった「食材がもつ抗酸化機能」を生かした「機能性菓子」として商品化する。味、香りが顕在化しにくく、それでいて栄養価が高くて使い易い海藻類とさつまいも(キンコ)を活用した商品開発を進める。和食は、手軽なワンハンドで、色々とつまみ食いしたいという客向けの料理として店内での飲食のほか、新たに開発する観光商品と組み合わせるなど屋外の食べ歩き商品として提供する。その他、鳥羽和食認定制度の創設を目指して市内飲食店で和食にこだわる料理店のこだわり和食をブランド化したい。やまとたちばなの蜂蜜は、商品化と開発予定のお菓子に活用していく。
活用した地域資源
きんこ芋/海藻/やまとたちばな
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鳥羽商工会議所
〒517-0022三重県鳥羽市大明東町1番7号
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