このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

夜から生まれる新たな魅力

彦根市では、平成19年に国宝・彦根城築城400年祭、翌20年に井伊直弼と開国150年祭を開催し、人気キャラクターひこにゃんを生み出す等、観光面で一躍脚光を浴びた。そこから歴史・文化あふれる彦根をさらに深く知り、訪れていただくことを目的に、江戸期以来400年間続く国宝彦根城をはじめとする城下町近世遺産(堀、石垣、社寺、足軽屋敷等)と、最先端のLEDイルミネーションを組み合わせて、小江戸情緒が香る彦根らしいストーリー性のある夜型観光の実験調査を実施。
また、夜型観光の集客に重要な新たなグルメの開発として、「東西の美食文化が交差し、大名文化を支えた豊かな食文化の再現」を一つのテーマに設定。滋賀・彦根の名産である近江牛、近江米、湖魚、地酒、地野菜等を使った開発に向けて様々な調査を実施した。

アピールポイント

調査で外からの視点に気づく

プロジェクト遂行のために、多種多様な事業者が中心となるだけでなく、人口10万人の地方都市ながら大学が4校あるという彦根の特色を活用。学識委員として市内すべての大学と地元歴史家を巻き込んで検討を行った。
また、調査研究の手法では、ほぼ日本の真ん中に位置して、交通アクセスの便利な立地を重要な要素と考え、京阪神圏・中京圏・首都圏という広域なマーケットで20〜60代の男女を対象にイメージ調査研究を進めた。
成果・反響としては、彦根市民が思う彦根の地域資源の魅力・イメージが、市外の方が抱くものとは異なっていたこともあり、今後は来訪者視点を重視したアイデアが必要だと考える。

今後の展開

様々な調査研究より出てきた「歴史を愉しむ城下町、彦根」をコンセプトに、7つの愉しむポイントで整理して、具体的な開発を推進。例えば、「物語で歴史を愉しむ」では、彦根城・佐和山城のWキャッスル物語としてのストーリー作り、「街歩きで歴史を愉しむ」では、歴史遺産と最先端イルミネーションを組合せた彦根城百景、「食で歴史を愉しむ」では、大名弁当や元祖近江牛反本丸(へんぽんがん)弁当、殿様が愛した彦根梨を使ったグルメ開発などを中心に展開していく。

活用した地域資源

彦根城をはじめとする城下町近世遺産/近江牛/近江米/湖魚/地酒/地野菜等

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彦根商工会議所

〒522-0063滋賀県彦根市中央町3-8

彦根商工会議所のオススメ

  • 彦根城

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    日本に4つしかない国宝天守を持つ城の一つ。年間70万人以上が訪れ、人気キャラクターひこにゃんも住んでいる彦根市のシンボル。

  • 佐和山城跡

    佐和山城跡

    慶長5(1600)年の天下分け目の関ヶ原の合戦にて、西軍を指揮した人気武将石田三成が城主を務めた城跡。市全域や琵琶湖が一望できる絶景の場所にあり、今も歴史ファンがたくさん訪れる戦国の聖地。

  • 近江牛

    近江牛

    日本で最も歴史あるブランド和牛で、松阪・神戸と並び日本三大和牛と称される。特長は霜降り度合いが高くきめ細かい肉質、口の中でとろける甘い脂。すき焼き、しゃぶしゃぶなど多様な食べ方を愉しめるお店が市内に多数ある彦根グルメの代表格。