概要・活動内容
淀川の活性化と賑わい創出に向け、新たな観光サービスを検討
淀川は琵琶湖から大阪湾までをつなぐ関西随一の河川であり、これほど広大な川幅、豊富な水量と貴重な自然を有する河川が都心部を横切る大都市は我が国でも珍しい。しかし、これまで淀川では治水重視の河川整備が進められ、淀川が有する自然的・歴史的・空間的魅力を流域全体の資産として活用する取り組みはあまり行われてこなかった。今後、河口部のベイエリアから大阪都心部、そして枚方・八幡・伏見といった上流域までを舟運でつなぐことができれば、大阪・関西の新たな観光魅力の創出につながる可能性もある。
そこで、淀川の活性化と賑わい創出に向け、地域資源の現状調査を行うとともに、舟運事業者や観光関連事業者等をメンバーとする研究会を設置し、淀川の魅力を活かした新たな観光サービスの検討を行なった。
アピールポイント
賑わい創出に向けた取り組みの方向性
(1) 淀川大堰への閘門設置による上流域と下流域の航路開通で舟運を活性化する
(2) 上流域から下流域の両岸を華やかに桜街道でつなぐ
(3) ブリッジパークや水と光のエンターテインメント等、下流域に新たなシンボルを創出する
(4) 上流域をスポーツツーリズムの拠点とする
(5) 淀川流域全体での魅力発信を行う
今後の展開
具体化に向け、まずは実験事業に取り組み、段階的に必要なハード整備、事業環境整備を目指す。
≪実験事業案≫
(1) 淀川キャンプ(仮称)の実施
秋に、船着場周辺の河川敷を活用するイベントを集中的に実施(仮設キャンプ場、仮設飲食施設、映画祭、音楽や演劇などのライブエンターテインメント、パドルボード等の水上スポーツ等)
(2) クルーズやまちあるき等、観光プログラムの実施
毎月開催される「五六市」や「淀川フェスティバル」等の既存イベントにあわせ、八軒家〜枚方までのロングクルーズや小型船周遊クルーズ、枚方宿や京街道を楽しむまちあるき等を実施
(3) よどがわマガジン(仮称)の発行
上記イベントのほか、流域沿川地域の既存魅力等を紹介する冊子を発行
活用した地域資源
淀川
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