概要・活動内容
暮らし産業へのチャレンジ
現在、大阪では、人口の都心回帰が顕著で、都心部のストック活用の必要性が高まる状況となっている。他方、衣食住といった暮らし産業の企業集積率が高く、ライフスタイルに影響を与えるデザインを手掛ける著名なデザインプロデューサー喜多俊之氏をはじめとした人材も活躍。喜多氏が総合プロデューサーを務める住環境関連国際見本市も毎年出展者数、来場者数が増加し続け、活発な商談が行われる等、大阪には暮らし関連産業が発展する要素が揃っている。こうした中、戦後のミラノの事例を参考に、“おうちサロン”と表現する、衣食住トータルで上質な空間と暮らし方を推進。中古ストックのリノベーションにより、暮らしの器となる住まいを上質にすることから、暮らし産業を総合的に振興する取り組みに挑戦することとなった。
アピールポイント
多様な企業が参画できる多面的展開を視野
当初は住環境を上質にする取り組みに注力するが、暮らし産業全体に波及する意義があり、結果的に多様な企業に関連する可能性があることを示すよう工夫した。また、この事業は、潜在した市場ニーズを刺激することが重要となるため、多数の企業が集まって行う企業運動が不可欠になると想定し、企業運動のトライアルとなるイベントを実施した。このイベントには、様々な企業が参加し、企業運動のさらなる拡大を求める声や新たなビジネスチャンス創出の機会の必要性が示される結果となった。
今後の展開
中古ストックをリノベーションにより活用することを通じて、暮らし産業発展を刺激するような「流行を起こす企業運動」など、効果的な広報活動の具体的な方策に関する検討を専門家を交えて実施したり、実際に中古住宅にデザイン性の高いリノベーションを施す実証事業を行って、事業推進の課題や優先的に行う活動を浮き彫りにする活動などに着手する。
同時に、企業や消費者が望む規制緩和や新たな仕組みづくり等に関する提案の取りまとめ、先進事例の紹介やビジネスノウハウ等の最新の情報提供、企業連携促進等に役立つ取り組みができるかどうかを検討する。
活用した地域資源
暮らし(住環境)関連企業の集積(ハウスメーカー・リノベーション事業者・工務店/建材メーカー・インテリア関連企業・不動産関連企業)および建築士やデザイナー/インテリアコーディネーター等
メディア掲載事例・受賞履歴
- 日本経済新聞(平成26年8月5日)
- 日本経済新聞(平成27年2月20日)
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