このサイトは2020年3月31日まで稼働していた、feel NIPPONの活動報告サイトのアーカイブです。
2019年度までの活動報告をご覧いただけます(現在、更新はしておりません)。

概要・活動内容

自然エネルギー施設を観光資源として活用

中国地方で最も人口が少ない市(平成27年1月31日現在 24,989人)江津市は、20基の風力発電所、4か所の水力発電所、6か所の太陽光発電所を有する。加えて、平成27年度には木質バイオマス発電としては中国地方最大の発電量となる発電所やチップ工場が稼働する。この小さな市にこうした新エネルギー施設が集中することは非常にまれな事である。
これらを新たな観光施設としてとらえ、施設見学、工場見学のコースを作るため、宿泊・飲食等の小規模事業者の参画のもと、新エネルギー施設の概要(ハード・ソフト)やマーケットの調査を実施。併せて、既存の地域資源の洗い出しや、観光コースとして必要な人材育成の方向性を探り、さらなる魅力の向上に向け、検討している。

アピールポイント

官民一体で盛り上げる

今回のマーケット調査において、ターゲットの柱の一つを議会・行政視察と捉え、市役所担当課に全面的な協力を依頼。これにより視察の状況や学校教育・社会教育の場での遠足・見学需要などを効率的に調査する事ができた。
また、新エネルギー施設だけでなく、市内の地域資源の洗い出しを行い、これまで観光資源としてあまり認識されていなかった、U・Iターン者による中心市街地での賑わい創出の取り組みや、歴史的建造物の残る江津本町地区のイベント事業などを観光資源としてリスト化する事ができた。

今後の展開

全国的に新エネルギーへの取り組みが進む中、平成27年木質バイオマス発電所が稼働し、近隣の地域にはまれな、様々な種類における一定規模の発電が行われる。今後は江津市全体で、新エネルギーへの取り組みと物語性が必要になると考えている。
今回の調査結果を引き続き十分検証し、飲食・宿泊事業者、行政とも連絡を取りながら、また平成28年に江津市中心市街地にオープンする公共公益複合施設を新エネルギーのハブ(センター)として位置付けることができないかの研究も行い、着地型観光商品の開発に取り組んでいきたい。

活用した地域資源

再生可能エネルギー施設(風力発電所・太陽光発電所・バイオマス発電所・水力発電所)

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江津商工会議所

〒695-0016島根県江津市嘉久志町2306-4

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