概要・活動内容
好評の薬膳を軸に食資源を提案
10年ほど前から当地の主要産業である食品加工業の付加価値向上に取り組んできた。昨年度開催した「薬膳」をテーマにしたセミナー(講演&試食)が好評だったこと、複数の地域資源の付加価値を高めることができる可能性があったことを踏まえ、「しものせき薬膳」の調査・研究事業を実施した。
アピールポイント
ご当地レシピを作成
医師、薬剤師、農業、漁業、宅食事業者、宿泊業者、大学関係者等を委員に選定して、「薬膳」について議論を深めた。
薬膳料理研究家である新開ミヤ子の監修によって、当地の地域資源を活用したレシピを作成。薬膳料理で先行している富山市を訪ね、事業可能性について最終的なチェックを行うことができた。
今後の展開
本事業を実施し、本格的な薬膳料理専門店を開設しても黒字化するためには数年かかるとの結論に至った。まず、地元で捕れた旬の食材を用いて、低価格でおいしい薬膳料理が作れるよう啓蒙し、普及活動に努める。とりわけ、生産者のおかみさん方に薬膳の考え方とレシピを伝え、イベントを通じて市民に味を知ってもらう活動を支援する。しものせき薬膳の実践者を増やしていくことがプロジェクトの成功につながると考えている。
![](https://feelnippon.jcci.or.jp/projects/images/5324/3501-Q3-01.jpg)
活用した地域資源
河豚/うに/垢田のトマト/山口県産の和牛/米/醤油/味噌
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下関商工会議所
〒750-8513山口県下関市南部町21-19下関商工会館内
下関商工会議所のオススメ
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冬の薬膳(河豚、うに)を使った料理
【河豚のかぶら蒸し】
カブとヤマトイモを使い、簡単に作れるかぶら蒸し。ヤマトイモは、「山薬(サンヤク)」という生薬名があり、気血水すべてを補う働き、また、カブは、大根おろしと同じような消化を促進する働きがあり、胃腸の弱っている時でも、胃もたれや胸焼けをさせない効果がある。
おぼろ昆布に包んだ河豚に、すりおろしたカブとナガトイモをかけて、美味しいかぶら蒸しに仕上げている。胃腸のもたれや胸焼けは「あなたの食べたものは、エネルギーに変わらずに負担になりましたよ」というサインなのだ。 -
角島大橋(つのしまおおはし)
2000年(平成12年)11月に開通した。北長門海岸国定公園内に位置することから、橋脚の高さを押さえ、周囲の景観に配慮した構造となっている。2003年(平成15年)には「土木学会デザイン賞2003」の優秀賞を受賞。現在、その景観から山口県の新たな観光名所となっている。テレビCM、特に自動車のCMのロケ地として多く採用されている。