概要・活動内容
企業城下町から観光交流都市へ
防府市は、マツダを中心とした企業城下町から観光交流都市への変換を遂げるため、まちの魅力づくりに努めているが、現状では短時間通過観光から抜け出せないでいる。平成22年に観光のシンボルである防府天満宮付近に「まちの駅うめてらす」がオープンした効果で観光客は増加したが、さらなる交流人口増大と、広域観光地の玄関口としての観光立市を目指して観光客へのおもてなしを含めた新たな魅力アップが課題となっている。そのため、本市が持つ既存の施設・資源を上手く活用して「産業観光」に取り組むことを決定。新たな観光ルート開発に着手するにあたり、当地域における産業観光の可能性と課題を把握するため、地域の長所・短所の分析、すでに産業観光に取り組む企業等への実地調査も行った。
アピールポイント
産業資源をビジネスチャンスと捉える
ターゲットを、「産業文化に興味を持つ女子」に定め、高学歴で差別化知識を磨きたいという「産業女子」を惹きつける魅力的な地域づくりについてモデル事業の実施、成功事例研究、地元企業の本事業への参画について調査研究を進めた。最先端工場も含めたモノづくりの現場風景や産業遺産等の「産業景観」を見聞・体感させる「産業観光」は新たなビジネス機会であり、これらに「観光のまなざし」を向けた多くの人々が地域に集まることにより、産業や経済の活性化などの経済波及効果を生み出すことを目指した。
今後の展開
本事業がターゲットとする高学歴の女性は、一般的な旅行とは一線を画した新しい体験型旅行を求めており、本市の資源（宝）である産業を活用して、どのようなタイプの観光の推進が可能であるか検討を進めていく。企業の協力と、訴求力を高めるための食・土産等の商品開発が併せて必要である。これまで観光客に認知されてきた壮大な歴史と歴史的建造物とともに「産業観光」を実施することで、さらなる交流人口増大と広域観光地の玄関口としての観光立市を図る。
活用した地域資源
マツダ、ブリヂストン等の工場／航空自衛隊防府南基地／自動車運搬船
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防府商工会議所
〒747-0037山口県防府市八王子２－８－９
防府商工会議所のオススメ
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防府天満宮
学問の神様、菅原道真公を祀り、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と共に日本三天神と称され、道真公は九州への西下の途中、防府に立ち寄りすっかりこの地が気に入り、自分が死んだら魂となって帰ってくると約束。九州で公が亡くなった翌年（904年）日本で最初の天満宮として創建された。
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毛利氏庭園・毛利博物館
旧萩藩主毛利氏により、大正5年（1916年）に建てられたもので、平成23年（2011年）に国の重要文化財に指定された邸宅は近代和風住宅の精華を示す壮大な建築。
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周防国分寺
聖武天皇の勅願により、国ごとに建てられた官寺のひとつで創建当初の境内に今も伽藍を残すきわめて珍しい例として知られている。境内地は国の史跡に指定され、重要文化の金堂には数多くの仏像などが納められている。